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「真相の深層」通信3号(2006/12/28)
ワールドフォーラム新春1/20特別歴史シンポジウムの講師に決定
「各界でリーダーを輩出する為の教育・実践の場」を自称する「ワールド・フォーラム」が、来春早々、「新春特別歴史シンポジウム」と題して、「世界史の真相追究」を行う。
主催者は、その趣旨を以下のように記している。
http://www.worldforum.jp/
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「第二次世界大戦史の検証」を歴史の見直しの観点から行います。欧州ナチスドイツ・ヒトラーの台頭とその正体、これに対抗勢力としての英米アングロサクソンのチャーチル・ルーズベルトの果たした役割、中国大陸に進出した昭和日本の真意と実態、世界の近代史に果たした日本の国家的役割といった広い観点から、本当は「第二次世界大戦とはどのような歴史だったのか?」という『歴史の検証』を行ってみたいと思います。
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講師は4人で、私は、その一人に決定した。他に司会、判定役がいる。
冒頭に発言する私の演題は、「英・米アングロサクソンのチャーチル・ルーズベルトの役割 について」となっている。
手元には、昭和2年、西暦で1927年に発行されたH・G・ウェルズ著、『世界文化史大系』全12巻があるが、これはまさに「アングロサクソン」による世界史である。
わが歴史書としては、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』がある。初版の5,000部は完売、その後は絶版だが、インターネット無料公開の目次は、
http://www.jca.apc.org/~altmedka/afric-index.html
2006年12月27日現在のヒット数、24,020である。印刷物を入手したいとの要望もある。近日中に、これを『アフリカ史(前編)太古・古代』とし、すでに30年以上も前のボールペンがない時代に万年筆の青いインクの字で原稿用紙の執筆を終えている『アフリカ「火砲」戦国史』を、デジタルに入力し直し、『アフリカ史(後編)中世・近世・近代』とするアフリカ史の前後編、通史として、発行する予定である。
アフリカ史の関連の資料を整理していたら、『新しい世界史の見方/ユーラシア文明の視点から』(講談社現代新書)が出てきた。内扉の裏に、やはり青いインクの字で、「謹呈 木村愛二様 一九七四年九月六日 謝世輝」と書いてある。『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』に関する長文の手紙と一緒に、送られてきたものである。
著書の謝世輝(しゃ・せいき)は、裏表紙の著者紹介によると、台湾生まれで、名古屋大学理学部大学院に入り、原子物理学を専攻。核力の研究で理学博士。科学技術史、科学文明史から、新しい文明史像の考察に専念とある。
この本の「まえがき」では、「現在の世界史はヨーロッパ史を中核にしてるくられている。[中略]このような時代おくれの世界史観は改められなければならない」などと主張している。
その後の謝世輝の関連著書には以下がある。
『世界史の変革 ヨーロッパ中心史観への挑戦』(吉川弘文館、1988年)
『新しい世界史の見方 ユーラシア文明の視点から』(中野書店、1990年)
『新しい日本史の見方 なぜ日本の近代は成功したか』(中野書店、1990年)
『やりなおしの世界史』(オーエス出版、2000年)
ヨーロッパ系の世界史は、根本的に書き改めるべきである。
来年は、いよいよ、年来の宿願、アフリカ史の前後編、通史を基本として、新編『世界文化史大系』に挑戦する決意を固めた。