★阿修羅♪ > 戦争87 > 336.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□暫定政府・エチオピア連合軍がジョウハル占領 アフリカ連合は外国軍の撤収呼び掛け [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2918793/detail
暫定政府・エチオピア連合軍がジョウハル占領 アフリカ連合は外国軍の撤収呼び掛け
【アルジャジーラ特約27日】アフリカ連盟(AU)はエチオピアを含むすべての外国勢力がただちに軍をソマリアから撤収するよう呼び掛けた。この呼び掛けは、ソマリアの暫定政府軍が反政府勢力の拠点となっている首都ソマリアに向けて南部の戦略的重要都市ジョウハルを確保したという現地からの報告に続いて行われた。
AUのアルファ・オマール・コナレ議長は声明を出して、「我々は暫定政府に対する緊急支援とともに外国系のすべての軍隊が撤収することを訴える」と述べた。
同議長はまた、AU代表団が近くソマリアの訪問すると語った。
AUの呼び掛けは、国連安全保障理事会が26日、戦闘終結とソマリアからの外国軍撤退を呼び掛ける声明で合意するのに失敗した後、出された。安保理では幾つかの理事国がカタールの回覧した、特にエチオピアを名指しした声明に反対した。
一方、国連事務総長のフランソワ・ロセニイ・ファル・ソマリア特使は、今次の戦闘が国連要員を退避させ、200万人の住民に対する援助を中断させることになったと述べた。国連当局者は27日、国連食糧計画(UNWFP)はソマリアへの空輸作戦を中止し、その空輸支援要員を撤収させたと語った。
ソマリアの首都モガデシュの北90キロにあるジョウハル町の住民、マハムード・イスマイルさんは27日、「政府側がジョウハルを占領した。装甲車を先頭にした軍隊がイスラム主義者の部隊を追跡してくるのを見た。・・・モガデシュの方に行った」と話した。目撃者たちによると、住民たちは家から出てきて、エチオピア軍に支援されてイスラム法廷評議会(ICC)部隊を追う政府側の部隊に歓呼したが、時々、銃声が空にこだましていたという。
住民たちによると、ICCが6月に奪取するまでジョウハルを支配していた元の地域司令官がソマリア政府軍を率いて、市内に入って来た。
アブシル・アリ・ガブレさんは「エチオピア軍とモハンメド・ドヒーレが市内に入ってきた」と語った。他の住民たちは、ドヒーレが住民たちと握手を交わした時、「アイ・ラヴ・ジョウハル」と書いたTシャツを着ていたと語った。
市の南方にある軍駐屯地の方では、まだ戦闘音が聞こえていた。
ジョウハル占領は、ソマリア暫定政府を守っているエチオピアが、(ICC)民兵を半ば打ち破ったと述べた数時間後に行われ、次の段階では空爆と地上軍による首都攻撃ではないかという恐怖が高まった。
軍はバンディラドレイ、アダダウ、ガリンソールでICC部隊を敗走させて、ジョウハルに迫った。26日には、ICC部隊は1週間にわたる重砲、迫撃砲による戦闘の後、主要な戦線から後退した。
アラブ連盟は27日にもアフリカ連合と会談してソマリア情勢について意見交換するものとみられる。
ICC戦闘部隊は指導者のシェイク・シャリフ・アハメドの呼び掛けに従って、エチオピアとの長期戦のために、首都に集結しているようである。
アハメド議長は27日遅く、「わが軍の大半はモガデシュの基地内外に集結し、敵に対する相当長期の戦闘に備えることになろう」と語った。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年12月28日03時14分