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□イスラム法廷会議が要衝から撤退 エチオピア介入で緊迫のソマリア情勢 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2913916/detail
イスラム法廷会議が要衝から撤退 エチオピア介入で緊迫のソマリア情勢
【アルジャジーラ特約26日】アルジャジーラ特派員のジャマ・ヌル記者がソマリアの首都モガディシオから伝えたところによると、ソマリアを支配している「イスラム法廷会議」軍が26日朝、要衝とされるブルハカバから撤退した。
現地関係者の証言によると、イスラム法廷会議と対立するソマリア暫定政府軍側は、過去1週間にわたって、同会議軍部隊に対し、激しい砲撃を加えていたという。
エチオピア軍の支援を受けた暫定政府軍側は25日にバラドウェイネを制圧した後、モガディシオから40キロの地点に進軍した。
国際援助機関は深刻な人道問題が起きていると訴えているが、これに対しソマリア暫定政府側は各地の国境検問所を閉鎖し、国民の移動を制限している。
各種情報を総合すると、エチオピア軍の戦闘機がソマリアの主要2空港を爆撃したのに続き、イスラム法廷会議側は暫定政府側が拠点としているバイドアの真南にあるダイヌネイから南東部へ約50キロまで撤退した。
これに加え同法廷会議軍はこれまで制圧していたブルハクバも放棄、同軍部隊はモガディシオに向けて撤退した。
ブルハクバの市民はAP通信の取材に対し、「今朝目を覚ましてみると、法廷会議軍部隊の姿が消え、街は空っぽになっていた。同部隊兵士は1人も残っていない」と語った。このほか、イスラム法廷会議軍部隊は制圧していた別の2地点からも撤退済みだという。
これに対し同法廷会議の関係者は「撤退は軍事戦略によるものだ」と述べ、同会議軍部隊の撤退を事実上認めた。
一方、暫定政府側の当局者は「わが軍部隊はバラドウェイネを制圧し、テロリスト(イスラム法廷会議軍)たちを追跡している。すでに同会議軍兵士60人以上を殺害したほか、同兵士たちを捕虜にした」と強調した。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年12月27日00時38分