| Tweet |
□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/12/19
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108076765.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
□□■ □□□□□□■ □□□□□□■ □□□□□□■ □□□□□□■□□□
イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎／イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
□□□□■ □□□□□□■ □□□□□□■ □□□□□□■ □□□□□□■□
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2006/12/26 (火)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート １２月１８日付
◆バグダッド： 爆弾で負傷した米兵が銃で自殺
◆シーア派に暗殺された１３人の遺体、赤新月社の犠牲者も
◆米兵が女性２人を襲った話が広がり、憤激が高まる
◆治安警察の制服を着た武装集団が中央省庁から給料盗む
◇ヒート： 民家を襲った米兵が地元の導師を射殺
◆ヒート： 爆弾破裂後に米兵が乱射、イラク人女性３人死亡
◆バグダーディ近郊： レジスタンスの爆弾で米兵２人死亡
◆ラマディ： レジスタンスの爆弾で米兵８人が死亡
◇ラマディ： ロイター通信特派員を海兵隊が拘束
◆ファルージャ： 激しい銃撃戦でイラク人少女が死亡
◆夜になるとバスラは戦闘地域に
-----------------------------------------------------------------------
□イラク・レジスタンス・レポート ２００６年１２月１９日 火曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 19 December 2006
-----------------------------------------------------------------------
http://www.albasrah.net/en_articles_2006/1206/iraqiresistancereport_191206.htm
●バグダッド Baghdad
◆バグダッド： 爆弾で負傷した米兵が銃で自殺
Wounded US soldier shoots self following Resistance bomb attack
バグダッドのダワニン地区において、イラク・レジスタンスの爆弾攻撃を受けたあと、
負傷したアメリカ兵が銃で自殺した−−イスラム・メモが１９日午後７時３４分の速報で
報じた。
イスラム・メモの通信員によると、自家製だが強力なレジスタンスの爆弾が現地時間７
時４５分に７台のハンビーで編成された米軍車列のそばで爆発し、海兵隊兵士３人が死亡
し、もう１人は完全に足を切断された。そのひどいケガのために、アメリカ兵は痛みで泣
き叫び、パニック状態のなかでピストルをとりだして自分の頭につきつけ、引き金を引い
て即死した。
１９日にバグダッド市内で起こった別のレジスタンスによる攻撃としては、カラフ地区
とルサファ地区でもイラク・レジスタンスの爆弾が米軍を襲った。カラフ地区ではレジス
タンスが狙った標的（米軍）に７発のカチューシャ、８発の迫撃弾を発射した。ルサファ
地区では３２発の迫撃弾とグラッド・ミサイルが発射された。レジスタンスはさらに狙撃
手による攻撃９件を遂行し、そのうち７件が成功した。
合計１３人のアメリカ兵と７４人の傀儡政府軍兵士が死亡した。
◆シーア派に暗殺された１３人の遺体、赤新月社の犠牲者も
Thirteen bodies killed by pro-Iranian Shi‘i sectarian death squads found
バグダッドにあるヤルムーク総合病院は親イラン派の暗殺チームに誘拐・殺害された
（１８日）スンニ派住民の新しい死体の山を受け取った−−イスラム・メモが１９日午後
２時４０分の速報で伝えた。遺体はバグダッド市内のゴミ捨て場で発見された。
イスラム・メモの通信員は医療関係者の話として、１８日に誘拐・殺害されたイラク赤
新月社スタッフと思われるスンニ派の７人の遺体が、１９日にヤルムーク病院に届けられ
たとレポートした。
その情報提供者は、発見されたのは３９歳のイラク人女性とその二人の子供の遺体だっ
たと語った。彼らは元原子力発電所に近いバグダッドのザファラニヤ地区の自宅で、親イ
ラン派のマフディ軍からの攻撃を受けたさいに殺害された。
この発見で、１８日から１９日朝にかけてシーア派の暗殺チームによって殺害されたと
判明したスンニ派住民の数は１３人に達した。
親イラン派のシーア派至上主義者であるマフディ軍は内務省治安部隊の制服姿で、１７
日の真っ昼間に赤新月社事務所から約３０人を誘拐した。赤新月社はイスラム諸国におけ
る赤十字組織である。拘束されたうちの６人は誘拐後まもなくして解放されたが、２４人
がまだ捕らえられている。
シーア至上主義のマフディ軍はイランに忠誠を誓うシーア派聖職者ムクタダ・サドルに
率いられており、彼らはイランの地域的な覇権の拡大を狙ってアメリカのイラク占領に参
画した。
◆米兵が女性２人を襲った話が広がり、憤激が高まる
Anger rises in Baghdad as story spreads of US troops’ assault on two women
イスラム・メモは１９日午後２時２５分の速報で、家宅捜索中にバグダッドで２人の女
性が米軍によって殺された話は、１９日にバグダッド全体に伝えられ、激しい怒りをかき
たてている。
殺された女性の隣人たちは、１８日から１９日にかけての夜間、米軍がサイディヤ地区
にある民家を急襲したと話した−−イスラム・メモの通信員がレポートした。複数の目撃
者によると、同地区内の住民多数を連行したあと、女性２人がいるだけの民家にアメリカ
兵が押し入った。隣人たちは、アメリカ兵５人がその家のある部屋に集まって女性を殴り
はじめ、それから彼女たちの衣服を完全に引きちぎった、と語った。
隣人たちがイスラム・メモに、助けを求めて泣き叫ぶ女性たちの声は３街区先まで聞こ
えた、と語った。
この話を聞いたバグダッドの住民たちは、メディアはアメリカが樹立した「政府」に支
配されていて、この事件について何も報道しないと憤激している。
◆治安警察の制服を着た武装集団が中央省庁から給料盗む
Armed men wearing puppet “Shock Troop” uniforms steal salary money
from Iraqi puppet regime ministry
イスラム・メモは１９日午後１時４７分の速報で、「政府」支給の制服を着た正体不明
の武装集団が、１９日朝、バグダッドの中央省庁から職員の給与資金を盗んだ。
イスラム・メモのバグダッド通信員がレポートした傀儡警察関係者の話によると、内務
省治安部隊の制服を着た武装集団が内務省の車を運転し、工業省の担当者がカラダ地区に
あるザウィヤ銀行から資金を持ち帰ったあと、工業省の給与を奪った。
その情報提供者によると、武装した男たちが銀行から金を運んできた車を停止させた。
男たちが持ち去った金は全部で１２億５００万イラク・ディナール（７０万ドル超）だっ
た。
◇ガザリヤ： レジスタンスの爆弾がハンビーを破壊、
乗っていた米兵全員が死亡
◇ガザリヤ： レジスタンスが米軍車列を待ち伏せ攻撃
◇ジャアラー： レジスタンスがマフディ軍の拠点に迫撃弾
◇バグダッド南部： レジスタンスの爆弾３個がマフディ軍襲う
◇レジスタンスの狙撃手が傀儡警察を射殺
●アンバル州 Al-Anbar Province
◇ヒート： レジスタンスが米・イラク合同軍の検問所に迫撃弾
◆ヒート： 民家を襲った米兵が地元の導師を射殺
US troops on house raids in Hit kill local Imam shortly
イスラム・メモは１９日午後５時（メッカ時間）の速報で、アメリカ兵がヒートにある
モスクの導師を殺害し、彼の兄弟３人を連行したと伝えた。
イスラム・メモのヒート通信員はヒート市東部の旧市街ダワラー地区に住む目撃者の話
として、米軍がその地域と周辺を襲撃・捜索し、レジスタンス戦士を捜しまわったとレポ
ートした。
目撃者たちの報告によると、アメリカ兵は急襲作戦中に爆発物を使って民家のドアを破
壊した。アブ・アッ・タイブ・モスクの導師ジャミル・ハイリ・オバイディ（４０歳）は、
こうした手榴弾の１つによって殺された。目撃者の話では、その後、アメリカ兵が導師の
兄弟３人を拘束し、ヒート駅に設けられた米軍の司令部に連れて行った。
◆ヒート： 爆弾破裂後に米兵が乱射、イラク人女性３人死亡
Indiscriminate US gunfire following bomb explosion in Hit
leaves three Iraqi women reported dead
イスラム・メモは１９日昼１２時４５分の速報で、イラク・レジスタンスの爆弾がムア
リミン地区をパトロール中の米軍部隊そばで爆発したと報じた。バグダッドの北西１６５
キロあたりだ。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、爆発のあと、米軍は一帯で無差別に発砲
し、２人のイラク人女性を射殺したとレポートした。３人目の女性はその場で心臓発作を
起こして、そのあとすぐに死亡した。
◆バグダーディ近郊： レジスタンスの爆弾で米兵２人死亡
Resistance bomb reportedly kills US soldier near al-Baghdadi
イスラム・メモは１９日昼１２時１６分の速報で、イラク・レジスタンスの爆弾がバグ
ダーディ市の近くをパトロールしていた米軍部隊のそばで爆発したと伝えた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、ムハンマディ地区の幹線道路に仕掛けら
れていた爆弾が米軍のパトロール部隊が通過するときに爆発し、米軍車両ハンビーを破壊
して米兵１人を殺したとレポートした。この攻撃で別の米兵２人が負傷したと目撃者が報
告した。
◆ラマディ： レジスタンスの爆弾で米兵８人が死亡
Eight US soldiers reported killed in powerful Resistance bomb attack
１９日昼、バグダッドの西１１０キロに位置するラマディ東部を通行中の米軍車列そば
でイラク・レジスタンスの爆弾が炸裂した−−イスラム・メモが１９日午後６時７分の速
報で伝えた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、スフィヤ地区に近いブ・ハリファ地区の
道路脇に仕掛けられた爆弾が米軍車列の通行中に爆発し、兵員輸送車１台を完全に破壊し
てアメリカ兵８人を殺したとレポートした。
複数の目撃者が、爆発はひじょうに激しく、兵士の体と車両の部品が空中に舞ったり、
爆発の勢いで引き裂かれたりしたと語った。
◆ラマディ： ロイター通信特派員を海兵隊が拘束
US Marines arrest Reuters correspondent in ar-Ramadi
イスラム・メモは１９日午後４時５９分の速報で、米軍兵士が１９日、バグダッドの西
１１０キロのラマディ市に住むロイター通信の特派員を拘束したと伝えた。
イスラム・メモのラマディ通信員は傀儡警察関係者の話として、ロイター特派員として
働いているアンマル・ドレイミ氏の自宅を多数の米軍車両が包囲したと報じた。自宅はラ
マディ市の西、ブ・アルワン地区にある。海兵隊兵士がドレイミ氏の自宅に押し入り、同
記者の所持品を押収した。
海兵隊はこの特派員を逮捕し、彼の仕事関係の資材すべてをカメラも含めて取り上げた。
彼らは捕らえた記者をラマディの西にあるワッラル基地に連行したと発表した。
◇ファルージャ： 米海兵隊が地元住民３０人以上を拘束
◆ファルージャ： 激しい銃撃戦でイラク人少女死亡、米兵にも負傷者
Heavy fighting in al-Fallujah Monday leaves local girl dead,
two US troops reported wounded
イスラム・メモは１９日昼１２時１分の速報で、前日１８日、バグダッドの西６０キロ
に位置するファルージャにおいて、イラク・レジスタンスと米軍のあいだに激しい戦闘が
勃発したと報じた。
イスラム・メモの通信員はシュハダ地区に住む目撃者の話として、軽装備のレジスタン
ス戦士がアッ・シャマリ・モスクの近くで米軍パトロール部隊を待ち伏せ攻撃したと伝え
た。レジスタンス戦士が米軍ハンビーにロケット弾を発射し、アメリカ兵２人が負傷、車
両は炎上した。
米軍は即座に応戦し、１５分以上続く激しい銃撃戦になったが、レジスタンス戦士に犠
牲者はでなかった。ファルージャ総合病院の関係者は、ひどいケガを負った２０歳の少女
の遺体を受け入れたが、彼女は病院に運ばれる途中で死亡した。
●バスラ州 Al-Basrah Province
◆夜になるとバスラは戦闘地域に
Al-Basrah becomes war zone after dark
イスラム・メモは１９日昼１２時２１分の速報で、イラク南部の都市バスラは他の都市
に比べると長期に平穏が続いていたが、１８日から１９日にかけて夜のあいだじゅう迫撃
砲とカチューシャ・ミサイルが炸裂し、戦場さながらの爆発音が響き渡った。イギリス軍
のへりが市の上空を飛び回っているのも目撃された。
イスラム・メモの通信員が伝えた目撃者の話によると、武装した男たちが2ヶ所でイギ
リス軍の車列を攻撃した。その一つはムワファキヤ地区で、もう1ヶ所はバスラの北に位
置するマカル地区だった。市外でも正体不明の武装集団によるイギリス軍への夜間攻撃が
あった、と、目撃者が話した。
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇バイジ： 米軍がシニヤ封鎖と外出禁止令を部分解除
◇サマッラ： レジスタンスの爆弾で米兵複数が負傷
●バビル州 Babil Province
◇ヒッラ： レジスタンスの狙撃手が治安部隊兵士を射殺
●ニネベ州 Ninwa Province
◇モスル： レジスタンスの爆弾で米兵２人が負傷
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オリジナル（英字）：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース（URUK NEWS）のコンテンツです
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
読者登録／解除は右から http://www.mag2.com/m/0000169265.html
◎イラク・レジスタンス・レポートのバックナンバー
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。