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□エチオピア軍がソマリア2空港空爆 宣戦布告 [CNN]
http://cnn.co.jp/world/CNN200612250017.html
エチオピア軍がソマリア2空港空爆 宣戦布告
2006.12.26
Webpostedat: 12:56 JST
- CNN/REUTERS
ソマリア・モガディシオ──東アフリカのエチオピア軍は25日、イスラム原理主義組織「イスラム法廷会議」の拠点である隣国ソマリアの首都モガディシオの空港2カ所を空爆した。このうち1カ所の国際空港関係者は電話でロイター通信に対し、爆撃機がミグ戦闘機であったことや、1人が負傷したことを明らかにした。
また、イスラム武装勢力のメンバーは匿名を条件に、バレドグレにあるソマリア最大規模の軍用飛行場の滑走路が、ジェット機3機によって爆撃されたと語った。
空爆はエチオピアによる正式な宣戦布告から数時間後に行われた。エチオピアは、イスラム勢力から同国の主権を守ると主張し、攻撃を正当化している。
一方、エチオピアが支援するソマリア暫定政府の拠点バイドア近郊の町では、現地に派遣されたエチオピア部隊とイスラム武装勢力との戦闘が7日目に突入。トラックで搬送される負傷したエチオピア兵らや、イスラム教の聖典コーランを詠唱する武装勢力が目撃された。
エチオピアのメレス首相は24日、イスラム勢力と戦う意向を明言。エチオピア軍はこの日、イスラム武装勢力への攻撃を目的に、ソマリア中部バラドゥエインなど3カ所とバイドア近郊を空爆した。イスラム勢力と、エチオピアや西側諸国が支援する暫定政府の激しい戦闘はここ1週間続いてきたが、長期にわたる対立は本格的な戦争に発展しつつある。
イスラム法廷会議は今年6月に首都モガディシイオとソマリア南部を制圧し、西側諸国の支援で中央支配の復活を目指す暫定政府に対抗している。 エチオピアと米国の両国政府は、同会議がアルカイダとエリトリアの支援を受けていると主張。エチオピアは、イスラム武装勢力に実質的に包囲されたバイドアのソマリア暫定政府を守る意向を明言した。ソマリア暫定政府もエチオピアに対して空軍使用を認めるとともに、国境の全面封鎖を宣言。エチオピアは、モガディシオの空港空爆について、ソマリア国境封鎖を受けて過激派の国外逃亡を食い止めるための措置だと説明した。
イスラム勢力は、エチオピアが民間人を標的にしていると非難。イスラム法廷会議の関係者は「エチオピアのモガディシオ攻撃と同様に、われわれは(エチオピアの首都)アディスアベバを攻撃する」と発言した。
ソマリア暫定政府のゲディ首相がロイター通信に語ったところによると、国内にはイスラム法廷会議を支援するため、8000人近くの外国人武装勢力が流入しているという。首相は、同会議の幹部がアルカイダとつながりを持つとする米国の主張に同意している。