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(回答先: イランが国連決議に反発、核問題で「二重基準」と非難[ロイター] 国連安保理はイスラエルの核兵器は無視 投稿者 これは大変だ 日時 2006 年 12 月 24 日 17:08:53)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061224ig91.htm
12月25日付・読売社説(2)
[イラン制裁決議]「中露両国の宥和姿勢が心配だ」
国際社会の要請を無視し、ウラン濃縮活動を停止しなかった国に対する当然の措置だ。
国連安全保障理事会が、イラン制裁決議を全会一致で採択した。イランは、濃縮活動の停止に応じないどころか、むしろ活動を拡大してきた。核開発の断念を迫る上で、制裁という圧力を加えるのは、やむを得ない選択だろう。
決議は、イランに対し、ウラン濃縮や再処理活動、重水炉建設の停止を義務付けている。国連全加盟国に対しては、イランの核・ミサイル開発に寄与する物資・技術の禁輸を求める一方、核・ミサイルに関与する団体と個人の金融資産を凍結しなければならない、とした。
イランが60日以内に決議を履行しない場合は、「さらなる適切な措置」を取るとし、追加制裁を警告した。
イランの出方が、まず今後の焦点だ。だが、イランは、「平和的な核開発を継続する」とする声明を出し、決議拒否の姿勢を鮮明にしている。
イランが、その挑戦的な態度を改めないのなら、国際社会の固い結束が従来以上に求められる。国際社会が一致し強い態度で事に当たることが、決議の重みと有効性を担保することになる。
その点、初の制裁決議採択に至る過程で露呈した主要国間の認識と姿勢の相違が、今後に不安を残したのも事実だ。
英仏独が作成した決議原案は、幅広い物資の禁輸と、関係組織や個人の海外渡航禁止、資産凍結を柱とし、米国も強い制裁案を支持してきた。
だが主としてロシアが、禁輸対象の絞り込みや、懲罰的措置の削除を主張し、中国も同調した。決議採択を重視した米欧が、譲歩を余儀なくされた格好で、内容は当初案より後退した。
原発建設や石油資源確保で、イランと深い関係にある中露両国がイランに対し宥和(ゆうわ)的な姿勢を取ることは、予想されたことだ。経済権益に固執するあまり、イランの核開発の国際社会に対する潜在的脅威を軽視していると受け取られても仕方あるまい。
先月のIAEA報告によれば、イランはその後、カスケードと呼ばれる濃縮装置の2基目を完成させ、核開発を活発化させている。核兵器製造に転用される恐れのある重水炉建設も続行されている。核開発に関する情報開示も不十分だ。とても看過できる状況ではない。
イラク、レバノン、パレスチナと、中東地域は、数々の不安定要因を抱えている。イランの不透明な核開発がこれに加わるのは、悪夢のシナリオである。
国際社会は、イランの動きを厳しくチェックし、必要なら新たな制裁決議をためらうべきではない。
(2006年12月25日1時48分 読売新聞)
なんだろう?この頭悪そうな社説は。本当にジャーナリストが書いたの?