★阿修羅♪ > 戦争87 > 219.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
F・フクヤマ氏「ブッシュ外交は対日政策のみ成功」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/20/20061220000055.html
「イラクに対する予防戦争」がイランと北朝鮮の核開発につながった。
ジョンズ・ホプキンズ大学教授のフランシス・フクヤマ氏は19日、東京の外国特派員協会での特別講演で「過去5年間の米国の外交政策での教訓は、“予防戦争”は米国の長期的な核拡散防止戦略の基礎にはなり得ないということだ」と主張した。
同氏は今年2月に出版した自らの著書『America at the crossroads』の日本語版『アメリカの終わり』出版に際した講演で、「わたしがこれ以上支持できないほどネオコンは変わった。北朝鮮が核兵器の保有を宣言した8番目の国となり、イランが“平和的”原子力の権利を主張する遺憾な状況は『アメリカの終わり』ともいえる現在の状況を物語っている」と主張した。
同氏は「ブッシュ政権は日米安保を優先させ、外交では対日政策で唯一成功した」と評価した。さらに「ブッシュ大統領は600人ほどの工兵と衛生兵を送った日本への“代価”として軍事協力を強化し、さらに韓中日の歴史問題でも沈黙を守った。この点で小泉首相も最高の利益を得た」と語った。
イラク戦争の失敗以後、米国が“孤立主義”に立ち帰る可能性については「(米国と世界との間には)強力でグローバルな利害が存在するので1930年代のような政策はとらないだろう」と予想した。また「経済成長が続く状況で米国が孤立主義に立ち帰ることはなく、韓国との自由貿易協定(FTA)交渉でも見られるように、議会での政治的流れは孤立主義のレベルにまでは行かないだろう」と展望した。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS