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□楽観論は消えるもイラク増派を検討中 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061221/1166710015
2006年12月21日(木)
楽観論は消えるもイラク増派を検討中
ブッシュ大統領は20日、年末の記者会見において、2006年は「厳しい年だった」と述べ、昨年12月に新政権を選ぶ選挙がおこなわれたあと生まれた楽観論は消えたと語った。 Bush acknowledges 'difficult year' in Iraq
彼はさらに米軍はイラクにとどまるとし、「イラクでの勝利は達成可能だ。予想したほどの速さではなかったが、・・・ほとんどのアメリカ国民が今すぐ撤退を望むとも思ってなかった」と述べた。
彼はまた、就任2日目にバグダッドを訪問したゲーツ国防長官がイラク現地で米軍司令官たちと協議しており、ゲーツ長官と協議する前にイラク政策を調整することはないと語った。
イラク派遣の米軍兵力を一時的に増強する案が検討されているが、ブッシュ大統領は増強が確定したものではなく、増援部隊を派遣する前に、達成可能な特定の任務でなければならないとも語った。
他方、米中央軍のアビザイド司令官は、2007年春に軍から退くと発表した。彼は2003年のイラク侵攻を指揮したフランクス司令官の後任として3年間その任にあったが、先月は議会の公聴会で、段階的な撤退にも反対したが、イラク駐留米軍の増強はイラク問題の解決にならないとして増強案にも反対を表明した。
アビザイド司令官は20日、必ずしも増強案に反対ではないとしながらも、懸念を持っていることを明らかにした。 Abizaid plans to retire in 2007
また、ワシントン・ポストによると、統合参謀本部のピーター・ペース議長(ゲーツ長官のイラク訪問に同行中)はイラク駐留米軍を1万5000人〜3万人規模増やすという構想に対して、任務が明瞭でないとして反対した。イギリスのタイムズ紙(29日付)も、米軍増強はイラクを平穏にするより武装勢力の戦闘に油を注ぐという米統合参謀本部の姿勢を伝えた。
アビザイド司令官の後任候補として下馬評にあがっているイラク駐留米軍のケーシー司令官(大将)は、増強案についてはアビザイド司令官と同様の懸念を表明していたが、バグダッドを訪問したゲーツ長官との協議では、「必ずしも反対ではない」と表明したと記者団に語った。
だがニューヨーク・タイムズなどの報道によると、統合参謀本部のメンバーは、「効果的な計画があるなら」という条件付きで、「必ずしも反対ではない」という表現をしているようだ。 Defense Secretary Visits Baghdad
作成者 uruknews : 2006年12月21日(木) 23:20 [ コメント : 0]