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http://teanotwar.seesaa.net/article/29941820.html から転載。
2006年12月20日
非常にたくさんのイラクの若い女性が学校に行っていない
イラク解放。ヨミウリ・ウィークリーが2003年に出した特別号のキャッチフレーズです。米軍の侵略で「解放」された少女たち。
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非常にたくさんのイラクの若い女性が学校に行っていない
IRIN
2006年12月13日
Electronic Iraq 原文
イラクでは暴力と貧困が激化しているため、学校に来る生徒はどんどんいなくなっている
バグダード発。援助関係諸団体は、イラクでは、何千人という親が、文化的理由あるいはイラクの治安悪化を理由に、娘たちを学校にやらなくなっている。20年にわたる戦争と経済的困難の結果、イラクの学校は荒れてしまい、就学率は落ち込み、識字率も伸び悩んでいると援助団体は述べる。
永年にわたって省みられてこなかったためにインフラの崩壊がより進んでいるイラク南部では、状況は特に悪い。
ユネスコは、イラクの識字率を60%以下と推定している。すなわち、読み書きのできない大人が600万人いるということである。地方部に暮らす人々や女性が特に不利になっている。地方に住む女性で読むことができるのは37%であり、中高の学齢期にあたるイラク人少女のうち学校に行っているのは30%にすぎない。一方、少年は42%である。
首都バグダードから約240キロ南のアル=サマワー市に住むアリアー・ハイダル(15歳)は、最新のファッションや音楽に関する雑誌記事、そしてムスリムの聖典であるコーランを読むことができるようになる日を夢見ている。
「私は自分の名前を読むことも書くこともできません。家族は、女の子は勉強する必要はないと言うのです。女性は結婚して子どもを育てるのが宿命だから、と。勉強して読むことを覚えた女性たちは、結局は売春婦になってしまうと言うのです」とアリアーは言う。
「そういう考えが間違っていることはわかりますが、父が恐いのです。ある日、私が紙に字を書こうとしているのを父が見つけて、一週間にわたり私を罰しました。今、父は私に夫を見つけようとしています。娘を学校にやってしまう危険をなくすためです」。
「私が以前暮らしていた地方部ではそもそも学校がないといったことで、私たちのコミュニティの状況はいっそう酷くなっています。今は町に来ましたが、家に一番近い学校は7キロ先です。すぐ近くの街角でさえ一人で行くことを許されない私のような少女が、どうして一人で学校に行けるでしょうか?」
「学校に通って、読み書きを覚えたいのですが、どうしていいかわかりません。イラク人男性の考えはとても古いのです。女性を脳みそのない召使いだと考え、女性に対する支配力を失うことを恐れているのです」。
「逃げ出さなくてはならないとしても、将来ある日、私は字を読むことができるようになります。そうして殺されるかも知れない危険を冒すことは、家で驢馬のように働いて、家事をきちんとしないからといって家族に叩かれたり、残りの一生を読み書きのできない男性とともにして自分の名前さえ書けないでいることよりも酷くはありません」。
このニュースは国連人道ニュース・情報サービスIRINから届けられるが、必ずしも国連やその機関の見解を反映するものではない。IRINの文書はすべて無料で再ポスト・再プリントできる。使用条件については、IRINのコピーライト・ページを参照のこと。IRINは、国連人道問題調整局のプロジェクトである。
投稿者:益岡