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□2007年度のイラク戦費はさらに増大へ 米行政管理予算局長の発言 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2885507/detail
2007年度のイラク戦費はさらに増大へ 米行政管理予算局長の発言
【アルジャジーラ特約20日】米ホワイトハウスのロブ・ポートマン行政管理予算局長が19日、語ったところによると、米2007財政年度におけるイラク戦費はこれまでの公式推計を超える額となっている。
同局長によると、米国政府は今年、これまで予測していた1100億ドル以上の戦費を支出することになろうという。
この額は、週に直すと20億ドルの戦費となり、2006年9月に終わった前財政年度の最高記録に近づく。
ポートマン局長はまた、歳入の大幅増加があるので、イラクでの支出の一部を補い、米国の全体としての予算赤字を減らすのに役立つだろうと述べた。
10月から始まった2007年米財政年度における赤字について、ホワイトハウスが7月の年央予算概略説明で示した3339億ドルという予測額を下回るかどうか質問されると、同局長は「その通り」と答えた。
2006財政年度における米国のイラク戦費は1200億ドルで史上最高だった。
一部のメディアによると、07年の戦費は総計で約1700億ドルに達すると報じたが、ポートマン局長は正確な数字を出すのを避けた。
米国政府が2008年の歳出概略を明らかにするのは来年2月の予定である。
この際に、政権側は戦費に関する新しい要求内容を明らかにし、財政赤字についても最新の統計を示すことになる。
ポートマン局長は、近い将来に新兵力として2万人をイラクに追加投入した場合の経費については説明を拒否した。
メディアの報道によると、この兵力追加投入の選択肢は、新年早々、新戦争政策を発表する予定のブッシュ大統領が検討中であるという。
イラク戦争が始まってすでに4年近くになるが、ブッシュ大統領はこれまで、戦費をまかなうために、緊急支出法という手段を使ってきた。しかし、与野党共同の「イラク研究グループ」は戦争方針の変更を勧告する一方で、イラク戦費の透明性を保つため、年次予算策定の手続きに含めることを示唆した。
1月に下院の支配権を握ることになる民主党は、イラク戦費を通常予算に組み入れるよう政府に圧力をかけている。ホワイトハウスは戦費の予測は困難として、この動きに抵抗を示している。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年12月20日16時12分