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□ゲーツ新国防長官vsパウエル元国務長官 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061219/1166508021
2006年12月19日(火)
ゲーツ新国防長官vsパウエル元国務長官 2006/12/19
「負けるわけにはいかない」 「既に敗北しつつある」
アメリカの新国防長官に就任したロバート・ゲーツ元CIA長官は、18日、兵士を帰還させたいという思いは理解できるが、イラクでの失敗はアメリカに何十年もつきまとい脅威となると述べた。 Gates warns against failure in Iraq
ゲーツは国防総省において、「全員がアメリカの息子、娘を帰国させる道を探っている。しかし、大統領が明かにしたように、われわれは中東で失敗するわけにはいかないのだ」と語った。
「ここに来てのイラクでの失敗は大きな災いとなり、それは今後何十年もわが国につきまとい、われわれの信用を損ない、アメリカ国民を危険にさらす」。
ゲーツ長官はイラクを最優先課題だとしたが、アフガニスタンも米軍とNATO軍にとってやっかいなことになっていると警告した。
「過去5年間にアフガンの国民が追求してきた成果が危機に瀕している。アメリカとNATOの同盟国はアフガンに関与してきており、それは継続するつもりだ。アフガニスタンが再び過激派の聖域になるのは許されない」。
ゲーツ氏はさらに、イラク情勢について現地司令官の評価を聞き、彼らの助言を得るために、ただちにイラクを訪問するつもりだと述べた。
他方、CBSのテレビ番組に登場したパウエル元国務長官は17日、イラクにおいてアメリカは敗北しつつあり、米軍の増強では情勢は転換できないと述べた。そして来年2007年半ばまでに米軍撤退を開始すべきだと主張した。 Powell Says U.S. Losing in Iraq, Calls for Drawdown by Mid-2007
彼はさらに、バグダッドを安定させるため夏に米軍を増強したが失敗しており、これ以上はどんな試みも成功しそうにない、と述べた。「もし誰かが追加派兵を提案ししたとして、仮に私がまだ統合参謀本部議長だったら、私が最初に質問するのはこうだ・・・その部隊が達成すべき任務は何なのか? それは本当に達成できるのか? そしてそれを達成するのに十分な兵力がわが国にあるのか?」。
彼は軍に関わった自分の経験から判断して、陸軍が既に破綻寸前にあると指摘し、イラク以外でも陸軍と海兵隊を増やさなければならないと説明した。
作成者 uruknews : 2006年12月19日(火) 15:00 [ コメント : 0]