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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200612180022.htm から転載。
2006.12.18
アラブで急速に悪化した対米観
ワシントンの民間研究所Zogby International and the Arab American Institute (AAI)がアラブ5カ国で調査した対米感情の変化が、この14日に発表された。調査対象国はサウジアラビア、モロッコ、レバノン、ヨルダン、エジプトの5カ国で、それによるとこの1年で対米観は悪化するばかりで、もっとも顕著なのは米国と友好関係にある2つの王国、モロッコとヨルダンで対米感情がうなぎのぼりに悪くなっていることだ。
ヨルダンでは米国を「圧倒的に否定的に見る」割合が、昨年の32%からほぼ9割に上昇。モロッコでは「好意的に見ない」割合が、64%から87%まで上昇した。
昨年に比べて対米観がどう変わったかという質問に関しては、エジプトとヨルダンの約4分の3、サウジとモロッコの6割、レバノンの半分がより否定的になったと答えている。
米国を否定的に捉えている割合では、ヨルダンが90%でトップ、モロッコが87%、続いてエジプトの83%、サウジの82%となっている(レバノンは宗派によって──とくにシーア派かクリスチャンかという区別で──差が大きく、「好意的ではない」が68%だった。これも昨年の60%から上昇)。
このような結果となった要因だが、レバノンを除いた4カ国で挙げられたのは、米国のイラクとパレスチナに関する政策がトップに来ていた(レバノンでのみ、米国のレバノンに対する政策がトップ)。イランの核政策に対する介入に関してはさほど大きく響いていない。
調査は無作為に3500人の大人を選び出し、対面方式で行われた。
(原文: Losing Arab Allies' Hearts and Minds より、ダイジェストにして再構成)
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[どの国でも否定的に傾いているのはわかるが、今の時期にイラクやパレスチナのことが元でヨルダンやモロッコで大きく変動しているのは何故なんだろうか?「もう我慢がならん」ということなのか。もっと他の要因も探してみたほうがよさそうだ。王様たちが機嫌良くブッシュと仲良くしているのとは裏腹に市民たちの嫌悪が募っていることだけは確かだ]