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米軍ヘリ墜落で12人死亡 武装勢力の襲撃も イラク
http://cnn.co.jp/world/CNN200701210006.html
2007.01.21
Web posted at: 17:10 JST
- CNN/AP/REUTERS
バグダッド──イラクの首都バグダッド北東部で20日、駐留米軍のヘリコプターが墜落し、乗っていた米兵と乗員から成る12人全員が死亡した。
現場は治安悪化が指摘されているディヤラ州の州都バクバの南方。死者の身元は明らかにされていない。
一方、中部カルバラでは、米軍とイラク治安部隊の共同施設が武装勢力に襲撃され、米兵5人が死亡、3人が負傷した。施設では当時、治安回復に向けた作戦協議が行われていた。
カルバラにはイスラム教シーア派の聖廟が2カ所あり、これまでにも宗教儀式の時期に襲撃事件が起きている。シーア派の儀式「アシュラ」を前に大勢の巡礼者が集まるなか、施設周辺には厳戒態勢が敷かれていた。
こうしたなか、イランは潘基文国連事務総長に書簡を送り、イラク駐留米軍がイラク国内でイラン人5人を拘束したのはジュネーブ条約違反だとして、国連安全保障理事会の対応を求めた。書簡は米国にイラン人5人の解放と押収物の返還、損害賠償を求めている。
米国防総省当局者は、イラクのシーア派民兵組織にイラン革命防衛隊の一派が加わっている証拠を、米政府が入手したと主張している。