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□平和利用の核開発用意とヨルダン国王、イラン念頭か [CNN]
http://cnn.co.jp/world/CNN200701190035.html
平和利用の核開発用意とヨルダン国王、イラン念頭か
2007.01.19
Webpostedat: 20:48 JST
- CNN/AP
エルサレム――中東ヨルダンのアブドラ・ビン・フセイン国王は19日、同国が平和利用のための核開発プログラムを計画、西側諸国と話し合いを既に進めていることを明らかにした。AP通信によると、イスラエル紙ハーレツとの会見で表明した。
西側諸国の具体的な国名は不明。
国王はこの中で、エジプトや湾岸諸国数カ国が原子力開発の希望を表明するなど、核開発をめぐる「ルール」が地域で変化したとの認識を表明。「ヨルダンは中東からの核兵器除去を望むが、この問題に関する我々の願いは変更している」と述べた。
ヨルダンは1994年、イスラエルとの平和条約に調印している。イスラエル政府は、アブドラ国王の発言にコメントを発表していないが、同国のシンクタンク幹部は、核開発に必要な資源を考えた場合、発言は本音を示していないと指摘。
国際社会の反発を受けながらも核開発を進めるイランを念頭に置いた言葉と解釈し、「イランの核開発が許されるなら、中東で核競争が始まることに注意を促すための発言」と受け止めている。
国連安保理は、イランに対する制裁決議を採択したが、同国はこれを無視し、核開発を続行する構えを見せている。イスラエルはイランの核保有に警戒感を高めている。