★阿修羅♪ > 戦争87 > 1094.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□UAE紙、盲目的イスラエル支持を批判 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/world/0701/0701168179/1.php
UAE紙、盲目的イスラエル支持を批判 2007/01/19
------------------------------------------------------------------------
【ドバイWAM=12月13日】
アラブ首長国連邦(UAE)の主要英字新聞は、世界の列強が盲目的にイスラエルを支持することの愚かさを悟ってもよい時期だと述べた。
『カリージ・タイムズ(Khaleej Times)』紙は本日付社説で、「タイミングと最近の情勢を考慮すれば、イスラエルのオルメルト首相が同国の核兵器の保有を(ある意味)認めたことで波紋が広がることは理解に難くない。しかし、イスラエルの報道にあるように、核保有の有無を曖昧にする長年にわたる同国の政策を首相が放棄するにあたり、大臣、軍事顧問、諜報機関の誰にも相談しなかったことは奇異に映る」と述べた。
「イランが核開発を強引に進め、声高に語る以上、核保有を曖昧にすることは役に立たないとイスラエル支配層が感じたのかもしれない」とも述べた。
ドバイを本部とする同紙は、首相府が稚拙な英語表現で誤解を招いたともみ消しに努めたことは、国内の反対を沈静させようとしたものに違いなく、実際に議員の中から首相を激しく批判する声も上がっていると論じた。
「イランのホロコースト検証会議と同時期にこの発言がなされたことは、中東にとってよい兆候ではない。中東が未曾有の混乱に陥るなか、イラン対イスラエルの対立を際立てる。イスラエルと西側同盟国は認めようとしないものの、イラクであれ、レバノンであれ、パレスチナであれ、中東全域の諸問題の根源はイスラエルによるパレスチナ領土の占領と残虐行為である」と同紙は指摘した。
同紙の主張によれば、とりわけ過去50年間のアメリカの中東政策の明らかな失敗で、アメリカ政府は紛争の真の原因に対応することが望ましいが、残念ながら、近い将来にこれが実現する見込みはない。
同紙は、イスラエルのメディアは湾岸協力会議(GCC)諸国の代替原子力エネルギーの探求をイランに対抗する核開発プログラムの隠れ蓑として使い、泥沼に引き込もうとしていることは興味深いと指摘。しかし、GCC諸国の平和へのコミットメントと代替エネルギー源の純粋な探求を考慮すれば、これは悪意のこもった行為である。6カ国からなるGCCは、中東からの核兵器廃絶をすでに宣言しており、経済的、社会的発展に努めている。そのためには、民生用原子力エネルギーの開発が必要であると同紙は記述する。(原文へ)
翻訳=角田美波/浅霧勝浩(Diplomatt)
WAM関連記事:
中東:UAE主要紙「イスラエルは米国の有権者から学ぶべき」(WAM)
「アメリカとイランは湾岸地域の懸念を考慮すべき」UAE日刊紙の警告(WAM)
米・イラン:UAEの日刊紙「軍事攻撃は解決策ではない」と主張(WAM)
(IPSJapan)