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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/01/15
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108149966.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/01/18 (木)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 1月15日付
◆バース党が元高官2人の処刑を非難
◆マフディ軍とバドル旅団が「バグダッド解放軍」4万人編成
◆レジスタンスの軍事鎮圧を拒否した連隊長を解任
◆ハリディヤ: レジスタンスの爆弾で米兵3人死亡
◆ハディッサ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
◇処刑された高官2人の遺体を大統領墓地と並べて埋葬
◆遺体についた拷問、虐待の証拠
◆ムシャハダ: レジスタンスの爆弾が海兵隊4人を殺す
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□イラク・レジスタンス・レポート 2007年1月15日 月曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Monday, 15 January 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0107/iraqiresistancereport_150107.htm
●バグダッド Baghdad
◆バース党が元高官2人の処刑・斬首を非難
Iraqi Baath denounces US-backed killings of Barzan at-Tikriti and ‘Awwad al-Bandar as-Sa‘dun
イラク・バース党は15日に声明を発表し、バルザン・アッ・ティクリティとアワド・
アル・バンダル・アッ・サドゥーンが米国の樹立した傀儡(かいらい)バグダッド政権に
よって殺害されたことを非難した。
バース党の声明には、「今日、アメリカ占領軍当局は、ブッシュが最後の試みとしてや
っている一連の暗殺の一環として、2人の勇敢な殉教者バルザン・アッ・ティクリティと
アワド・アル・バンダル・アッ・サドゥーンの死刑判決が実行された」と書いてあった。
ブッシュの新イラク政策は、「イラク国民とその指導者に対する仕返しとして破壊と犯罪
を拡大している。それは武装革命への道をくつがえしてイラク人同士の争いに引きづりこ
もうとする絶望的かつ狂気じみた宗派抗争に点火する新たな試みである。だがアメリカ政
府の間違った信念では植民地化の狙いをイラクで達成することはできないだろう」。
アメリカの狙いについてバース党の声明は、「党とレジスタンスの現在の基本的な任務
はイラクの解放であり、たとえアメリカ占領軍あるいはイランがイラク国民を内戦に引き
ずりこんだとしても、この目的から逸脱することではない」と書いていた。
「したがって、われわれは偉大なわがイラク国民に占領者とイランの陰謀に気を配り、
親イラン勢力の犯罪と挑発に乗せられて殉教者のための報復という宗派主義的な呼びかけ
に引きずりこまれる事態を回避するよう呼びかける。それはシーア派ではなくイランの野
望をくじくことである。われわれの英雄を暗殺した者はアメリカとイランであり、いずれ
も真正のイラク人ではない。処刑を実行した者はイランの諜報機関とその手先であり、彼
らの出自がイラン人であることはよく知られている。」
「そこでわれわれのメッセージはこの真相に気づかなければならず、すべての攻撃をア
メリカとイランの占領者に向け、あらゆる宗派主義的な挑発に乗らず、宗派主義の論理で
報復するのでなく、南から北まで全イラク国民を結びつけるアラブ・ナショナリズムと愛
国心による団結を再確認することによって反撃するのである。」
◆マフディ軍とバドル旅団が「バグダッド解放軍」4万人編成
Jaysh al-Mahdi, Badr Brigades reportedly form united 40,000-man Shi‘i sectarian “Baghdad Liberation Army”
シーア派至上主義のマフディ軍とバドル旅団は連続して高級レベルの協議をおこない、
イラク分割を促進するためにスンニ派住民を一掃しバグダッドを掌握する目的で、合同で
「バグダッド解放軍」を編成することになった−−イスラム・メモが15日午後5時37
分(メッカ時間)の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員は、マリキ政権に従わず米軍に直接監督されているイラク諜報
機関のある幹部が明らかにしたこととして、一連の協議はシーア派の聖地ナジャフとカル
バラで5日間にわたっておこなわれたとレポートした。協議はハキムの率いるイラク・イ
スラム革命最高評議会(SCIRI)の指導幹部とシーア派の聖職者サドルに率いられる
サドル運動の監督下でおこなわれた。
その情報源の説明によると、協議はバグダッド解放軍を編成することを宣言して閉幕し、
サドルの民兵組織であるマフディ軍とSCIRIの武装部門であるバドル旅団から4万人
を引き抜いて編成することになっている。バグダッド解放軍の指揮は次の3人に握られる。
ヅ・ヌン・フサイン・アルバハディリ=サドル運動、旧イラク軍兵士。ジャファル・アリ
・アッ・スッカル=バドル旅団。シャヒド・アッ・ズバイディ=前傀儡内相バヤン・バキ
ル・スラハ・アッ・ズバイディ(マリキ政府で金融相に就く前はシーア派の暗殺チームに
参加していたことで有名)の従兄弟。シャヒド・アッ・ズバイディはもともとイラク南部
アマラ市にあるカラマ中学校で地理の教師をしていた。
イラクの諜報機関関係者は、シーア派至上主義者による「バグダッド解放軍」の編成は
シーア派の宗教指導者アリ・アッ・シスタニともう1人のシーア派指導者バシル・アン・
ナジャフィの祝福を受けた。
いわゆる「バグダッド解放軍」を支持する宗派主義の聖職者は、「神の御名において」
に続けて「アリの導くシーア派は征服者」というスローガンを掲げる文書に登場する。有
名な宗派主義者60人によって署名されたその文書は16項目から成るが、米軍と戦った
り米軍を攻撃することは一つも提案しておらず、逆に、スンニ派地域を一緒に攻撃するた
めに、脅迫文を投げ込んだりマリキ政府の武装部隊に協力するなどさまざまな手段を講じ
て、バグダッドの特定地域から全スンニ派住民を一掃することを呼びかけた。
その情報源の話では、スンニ派住民をバグダッドから確実に離れさせるための人質とし
て彼らの娘、妻、姉妹を誘拐するなど、スンニ派住民を排除する手段として家族の安全に
対する彼らの心配を利用することも文書に書かれていた。
その情報源は、「バグダッド解放軍」はバグダッドの数カ所に拠点を設置したと話した。
例えば、バイヤ地区のエジプト織物展示館の近く、シュラ地区の製薬工場の近く、タリビ
ヤ地区のムスタンシリヤ大学経済・経営学部の近く、ラーマニヤ地区のブラサ・モスク脇
のミンタカ、サドル・シティー内のジャワディル地区、バース党員アイフ・シャンダフの
自宅だった場所などである。
情報源によると、「バグダッド解放軍」はその「重要任務」にもとづく攻撃目標として
数カ所の重要なスンニ派地域を攻撃する時期も指定していた。ハイファ通り、サリフ、ジ
ハード、アミル、ガザリヤ、次いでシュラ、サイイディヤである。先週金曜(1月12日)
は、イラク・レジスタンスや地元住民の自警団に動員の時間を与えないように、いかに素
早く「バグダッド解放軍」の部隊を集め、目標とするスンニ派居住地にいかに進軍するか
試験的に攻撃する日に指定されていた。
「バグダッド解放軍」は最新のイラン製兵器で武装し、全面的にイラン軍の監督下にあ
るという。その情報源によると、レジスタンス部隊に戦闘に加わる時間を与えないような
早さで電撃的に攻撃することによって、イラク・レジスタンスと直接戦闘することを避け
る計画という。
イランに忠誠を誓う聖職者サドルに率いられたマフディ軍はイランの覇権をイラクに広
げようと狙っており、米軍の保護下に入った。米軍は2003年春のイラク侵略以降、シ
ーア派のバドル旅団を使って占領の小道具としてきた。
現在、アメリカはイラク撤退の道を模索しているが、この2つのシーア派の武装部門は
イラク分割を促進し、イランに近いシーア派の神権政治を樹立するために、接近する動き
を見せてきた。イラクで植民地支配者の地位をアメリカから横取りしようとするイランの
野望に対抗するため、イラク・レジスタンスは米軍および親米勢力ならびに親イラン勢力
を戦っている。
◆レジスタンスの軍事鎮圧を拒否した連隊長を解任
Iraqi puppet “Defense Ministry” dismisses regimental commander
who refused to take his troops into action against Resistance
イラク国防省はイラク軍第5師団第2連隊指揮官のサバハ・アッバス・アル・カナニ大
佐を命令不服従として解任した−−イスラム・メモは15日午後4時2分の速報で報じた。
イスラム・メモのバグダッド通信員はアル・カナニ大佐に近い関係者の話として、第2
連隊をファルージャ近くのカルマに移動させよという国防省からの命令をアル・カナニが
拒否したあと解雇されたとレポートした。
その情報提供者は、カナニが命令の遂行を拒否したのは部隊の兵士がイラク・レジスタ
ンス戦士との戦おうとしなかったからだ、と語った。彼の話では、アル・カナニは命令は
彼の部下にとって「自殺行為だ」と言って、1週間にわたって命令を無視したという。
「そこで国防省はアル・カナニを解任して、替わりにファディルアッ・サイーディ大佐
を第2連隊の指揮にあて、アッ・サイーディは国防省に従ってカルマに進撃した。
◇レジスタンスがサダム国際空港の米軍基地をミサイル攻撃
◇ヤルムーク地区: レジスタンス戦士が米軍と戦闘
◇サドル運動がマフディ軍80人の死体引き取る
◇バグダッド南部: 米・イラク傀儡軍が夜間の捜索
◇レジスタンスの爆弾で傀儡警察3人死亡
●アンバル州 Al-Anbar Province
◇ファルージャ: レジスタンスが国家警護隊を砲撃
◇米軍はファルージャへむかう交差点を閉鎖
レジスタンスからの攻撃を減らすため
◆ハリディヤ: レジスタンスの爆弾で米兵3人死亡
Three US troops reported killed in Resistance bombing in al-Khalidiyah
イスラム・メモは15日午後4時6分の速報で、同日朝、イラク・レジスタンスの爆弾
が米軍車列のそばで爆発したと報じた。ハリディヤはバグダッドの西90キロに位置する。
イスラム・メモのハリディヤ通信員は、米軍車列が通り過ぎるさい、ハリディヤの幹線
道路脇にしかけられた爆弾が爆発したとレポートした。目撃者の話によると、その爆発で
ジール型兵員輸送車が大破し、米兵3人が死亡、他の米兵も負傷した。
◇ラマディ: レジスタンスが米軍基地を迫撃砲攻撃
◇ヒート: レジスタンスが米・イラク軍基地をミサイル攻撃
◆ハディッサ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
Two US troops reported killed in Resistance bombing in al-Hadithah
イスラム・メモは15日午後2時46分の速報で、イラク・レジスタンスの爆弾がハデ
ィッサ市(バグダッドの北西236キロ)を通行中の米軍近くで爆発したと報じた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、市内中心部の道路脇にしかけられた爆弾
が、米軍パトロール部隊の通行中に炸裂し、ハンビー1台を完全に破壊し、乗っていた米
兵2人を殺したとレポートした。その攻撃では他に米兵2人が負傷した。目撃者の話によ
ると、米軍は攻撃のあと無差別に発砲して市民2人を負傷させ、負傷者は治療のため病院
に運ばれた。
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◆処刑された高官2人の遺体を大統領墓地と並べて埋葬
Bodies of Barzan at-Tikriti, ‘Awwad al-Bandar as-Sa‘dun, murdered by puppet regime,
buried just outside gravesite of Martyred Iraqi President Saddam Husayn
バルザン・アッ・ティクリーティとアワド・アルバンダル・アッ・サドゥーンの遺体は、
15日、日暮れの礼拝が終わったあと、ティクリートに近い殉教者サダム・フセイン大統
領の墓地近くに埋葬された−−イスラム・メモが15日夜11時44分の速報で報じた。
ティクリートのイスラム・メモ通信員は、警察車両10台と米軍ハンビー4台が州知事
と副知事をアル・ブ・ナシル部族の長であるアリ・アン・ニダ師とともに厳戒態勢の街に
連れてきた、と報道した。
同通信員は、少しして血のにじんだ白い棺に入ったバルザン・アッ・ティクリティの遺
体が車両から降ろされ、頭部は彼の右臀部の脇に置かれたとレポートした。アル・アンバ
ルの遺体も棺に入っていたが、彼の足ははみ出してぶら下がっていた。
葬儀に参列した同通信員は、宗教指導者とバルザンならびにバンダルの親類は殉教した
イラクの2人の指導者をサダム・フセイン大統領が横たわる広間の外に寄り添うように埋
葬することを決めた。広間の外に埋葬することにしたのは、大統領が葬られている広間は
比較的小さいうえに、毎日全国から多数の弔問客があって、追葬するのは現実的でなかっ
たからだ。
◆遺体についた拷問、虐待の証拠
Evidence of torture, abuse of body. . .
アリ・アン・ニダ師はイスラム・メモとの独占インタビューにおいて、2人の遺体がバ
グダッドの米軍基地でアル・ブ・ナシリ部族に引き渡されたが、彼らは報道されているよ
うにイラク傀儡政府の指揮で殺されたのではないと語った−−イスラム・メモが15日夜
11時54分の速報で報じた。
イスラム・メモの通信員は、ティクリートに駐留する米軍兵士が葬儀での写真撮影を禁
止し、その後、彼らが立ち去るときにはイラク警察にも写真撮影を許可しないよう指示し
たとレポートした。
バルザンの遺体引き渡しを見ていた証人は、彼の頭は鈍い刀剣で体から切断されていた
ようだ、と語った。彼らはさらに、死後に体につけられた蹴った痕跡が鮮明だったと話し
た。バルザンの腹部と顔面には血まみれ靴跡があり、その靴跡をつけた者はバルザン斬首
後に流れた血を踏んだことを示していた。
彼らはさらに、バルザンの遺体には他にも傷があったと語った。肋骨と左足だけでなく
鼻の骨も折れていた。また、バルザンの口は殺される前からテープでふさがれていたが、
死後に彼のまぶたを閉じた者は誰もいなかった。
イスラム・メモ通信員によると、バルザン・アッ・ティクリティは1981年にイラン
諜報機関の将校ナジブ・ハスラビ大佐の処刑を遂行した。その処刑はイスラエル軍機に爆
撃されたタムズ原子炉近くで実行された。当時、イラクはイランがイスラエルに原子炉爆
撃につながる情報を提供したと非難した。このことは、アメリカがでっちあげた傀儡政権
内の親イラン勢力によって、特にバルザン・アッ・ティクリティに敵意が込められた理由
の1つと思われる。
◇ムシャハダ: レジスタンスの爆弾が海兵隊4人を殺す
●ディヤラ州 Diyala Province
◇バラド・ルズ: 米・イラク軍が住民50人を連行
◇ミクダディヤ: レジスタンスが傀儡軍キャンプを襲撃
◇マダイン: 治安部隊の4人が戦闘で死亡
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オリジナル(英字) 編集 Muhammad Abu Nasr:
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
イラク情勢ニュース(URUK NEWS)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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