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イラン大統領とアルアラビーヤチャンネルのインタビュー
http://japanese.irib.ir/news.wed.htm#kaisetu
イランのアフマディネジャード大統領が、アルアラビーヤチャンネルとのインタビューで、地域問題をはじめとする様々な問題に関するイランの見解を説明しました。アフマディネジャード大統領は、イラク情勢について、「イラクが抱える問題は、占領国の政策に原因がある」と述べました。さらに、「占領国が追求しているものは、地域の国民に亀裂を作り出すことであり、こうして地域における自国の駐留の土台を整えようとしているのだ」としました。また、「亀裂や対立を作り出すことは、覇権主義体制の主な目的であり、こうした陰謀に対抗する唯一の方法は、地域諸国が賢明さと団結を維持することである」と述べました。
アフマディネジャード大統領が、地域での外国勢力の分離政策に対して賢明であるよう強調したことは、とくに現在の緊迫した状況の中で、非常に重要なことです。ブッシュ大統領の最近の表明や、イラクや中東問題について占領軍が推し進めている政策から、大国は、その覇権主義的な目的を達成するために、地域で対立を引き起こし、イスラムの目覚めに対抗しようとしていることがわかります。アメリカのライス国務長官やゲイツ国防長官の中東地域訪問は、こうしたことを目的としています。
アメリカは、イラクでの占領政策の失敗が明らかになる数ヶ月前から、反イランで結束しようとしています。彼らは、地域で新たな危機を作り出すことで、イラク問題を隠すことができると思っています。しかしこうした政策は、地域の治安にとって深刻な脅威であることから、地域諸国や世論の強い反対に直面しています。地域では、上辺だけを見る愚かな人々が、アメリカの政策の影響を受ける可能性がありますが、この中で主に危機にさらされているのはアラブ諸国です。アメリカは、アラブ諸国を共謀させようとしています。過去二十年、アラブ諸国は地域のアメリカの政策から利益を得るどころか、莫大な額の武器を購入させられ、地域における占領軍の駐留基地になり、さらには地域諸国との関係を悪くしただけでした。これはアラブ諸国にとっても、地域の共同体にとっても、決して利益とはならないのです。