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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/01/13
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108143773.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/01/17 (水)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 1月13日付
◆傀儡(かいらい)政府はキルクークの人口調査にショック
産油都市ではスンニ派アラブ人が最大人口
◆ヒート: レジスタンスが米軍陣地3ヶ所を同時攻撃
◆バグダッド: レジスタンスの一連の攻撃で米兵5人死亡
◆イラン人やシーア宗派主義者が占拠した市場で大火災
◇米軍がドーラ地区を封鎖、個人所有の武器狩り
◆レジスタンスの狙撃手がマフディ軍の情報作戦担当を射殺
◆マフディ軍民兵の拠点をレジスタンスが自動車爆弾攻撃
◆米バクーバ: 海兵隊員が奇妙な状況で死亡
◆ヒッラ: レジスタンスのロケット弾が米国領事館で炸裂
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□イラク・レジスタンス・レポート 2007年1月13日 土日曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 13 January 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0107/iraqiresistancereport_130107.htm
●タミン州 At-Ta’mim Province
◆傀儡(かいらい)政府はキルクークの人口調査にショック
産油都市ではスンニ派アラブ人が最大人口
Puppet regime shocked as results of census show
Arab Sunnis the largest population group in oil-rich Kirkuk
イラク北部の産油都市キルクークで最大の人口を持つグループはスンニ派アラブ人だ
という人口調査結果が明らかになり、アメリカが樹立したシーア至上主義の傀儡(かい
らい)イラク政府にショックと失望を与えた−−イスラム・メモが13日午後5時51
分(メッカ時間)の速報で伝えた。
イスラム・メモのキルクーク通信員は調査関係者の話として、調査によるとキルクー
ク住民の総人口は現在84万人だとレポートした。アラブ人のスンニ派教徒が同市内で
最大の人口を擁し、次いでクルド人、シーア派、トルコメン人だった。
その情報提供者によると、イラク傀儡政府は米軍当局に人口調査の本物の結果と関係
書類を戻すよう要請し、民族・宗派抗争が悪化するキルクーク現地の人口調査結果を発
表しないよう米軍に圧力をかけた。
2003年春の米軍によるイラク侵攻以後、キルクークをクルド分離主義者のクルデ
ィスタン(クルド人の領土)に編入するかどうかをめぐって、親米クルド分離主義者と
アラブ人のあいだで何度も論争が起こっていた。クルディスタンはアメリカの支配のも
とでイラク北部に樹立された。アラブ人部族のアル・オバイディ、アル・ジャブル、ア
ル・ハワチマの各部族(いずれもアンバル州のドレイミ族から派生)は、もしキルクー
クが分離されクルドに与えられるなら戦争になるという警告を発してきた。
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆ヒート: レジスタンスが米軍陣地3ヶ所を同時攻撃
Resistance attacks three US positions in Hit simultaneously
前日12日の午後5時30分(現地時間)、バグダッドの北西165キロに位置するヒ
ート市にある米軍陣地3ヶ所に、イラク・レジスタンス勢力が同時攻撃をしかけた−−イ
スラム・メモが13日午後2時28分(メッカ時間)の速報で報じた。
イスラム・メモの通信員はヒート市で目撃した者の話として、レジスタンス戦士が市内
にある米軍陣地3ヶ所を攻撃したとき、幾つかの大爆発がヒート市を揺るがして攻撃が始
まった。傀儡(かいらい)警察関係者は同通信員に、レジスタンス勢力が市西部のヒート
交差点にある米軍検問所2ヶ所、ザウィヤ検問所、市の北東シロップ工場そばにある米軍
キャンプを標的にして同時攻撃をおこない、全ヶ所がレジスタンスの迫撃弾と機関銃によ
る銃撃を浴びせられたと語った。
傀儡イラク軍のカミル・マフムード大尉によると、アメリカ兵11人以上が死傷した。
彼はさらに待ち伏せ攻撃でレジスタンス戦士4人も死亡したと語った。しかしイラク・レ
ジスタンス関係者はレジスタンスの側に死者が出たことを確認しなかった。
攻撃を見ていた地元住民によると、レジスタンスの攻撃のあと、米軍ヘリが飛来してア
メリカ兵の犠牲者を搬送した。
●バグダッド Baghdad
◆バグダッド: レジスタンスの一連の攻撃で米兵5人死亡
Five US troops reported killed in series of Resistance attacks
バグダッドでは13日土曜日、イラク・レジスタンスが米占領軍に対する多数の攻撃
を遂行した−−イスラム・メモが14日午前1時11分の速報で伝えた。
西バグダッドにあるフリー・フライヤーズと呼ばれる米軍基地には、イラク・レジス
タンス戦士が2発のグラッド・ミサイルを撃ちこんだ。この施設はイラク軍司令部のな
かに米軍が設置したもの。レジスタンス組織のスポークスマンはイスラム・メモに対し、
ミサイルは狙った標的を直撃したと語った。
2番目の攻撃では、レジスタンス戦士がナツメヤシの木の地上から3〜4メートル付
近に爆弾を吊していた。イスラム・メモの報道によると、徒歩でパトロールするアメリ
カ兵が通過するさい爆破装置が起爆し、アメリカ兵2人が死亡したほかに負傷者もでた。
椰子の木も爆発で倒れて道路をふさいだ。
バグダッドのガザリヤ地区では、イラク・レジスタンスの爆弾が米軍車列のそばで爆
発し、装甲車1台を破壊したが犠牲者はでなかった。
ルワド広場の近くでは、イラク・レジスタンスの別の爆弾が炸裂し、米兵3人が死亡、
4人が負傷した地面に倒れた。
◆イラン人やシーア派至上主義者が占拠した市場で大火災
Massive fire guts popular market run by Iranian and Shi‘i sectarian merchants
after Sunni businsses were run out or murdered
、イラン人とシーア派至上主義の商人が占拠していた商業センターで大火災が発生し
た。そこでは元々スンニ派の実業家がシーア派といっしょに商売をしていたが、宗派主
義の武装集団から追い出されたり殺害された。イスラム・メモが14日午前0時51分
の速報で報じた。
イスラム・メモの通信員は、シュルジャ市場の何十軒もの商店、立ち売り店、店舗が
炎に包まれたとレポートした。通信員によると、1時間前から消防局が消火に当たって
いるという。消防士の奮闘にもかかわらず、火勢はまだ増しており、香水、衣服、靴下、
家具、電化製品を売る店舗が燃えている。
同通信員によると、火災は放火によるものだが、犠牲者に関する情報はまだない。
◆米軍がドーラ地区を封鎖、個人所有の武器狩り
US troops blockade ad-Durah, give residents until Sunday
to hand over personal weapons
イスラム・メモは14日0時50分の速報で、米占領軍がバグダッド南郊のドーラ地
区を包囲・封鎖し、住民に武器を引き渡すよう求めた。住民は米軍に支援された犯罪者
やシーア派の暗殺チームから自衛するために武器を持つようになった。
イスラム・メモの通信員は包囲された地域から、米軍は拡声器を使って、翌14日朝
までに武器を供出するよう住民むけの声明を流した。同通信員のレポートによると、米
軍は誰にも出入りさせないように封鎖しつつ、その要求を絶え間なく放送している。
◆レジスタンスの狙撃手がマフディ軍の情報作戦担当を射殺
Resistance sharpshooter kills Jaysh al-Mahdi communications, propaganda chief
イラク・レジスタンスの狙撃手が親イランでシーア派至上主義のマフディ軍民兵の指
揮官1人をバグダッドで射殺した−−イスラム・メモが13日午後6時53分の速報で
伝えた。
イスラム・メモの通信員はイラク・レジスタンス組織の一つイスラム軍関係者の話と
して、彼らの狙撃手の1人がマフディ軍民兵の仲間と一緒にいるアブ・スジャドと呼ば
れる指揮官を狙撃したとレポートした。アブ・スジャドはバグダッドにおけるマフディ
軍の「後継者」として通信・情報操作を担当していた。
イスラム・メモ通信員のレポートによると、この狙撃のあと、マフディ軍民兵が怒り
狂って空に発砲したりしており、現場周辺はひじょうに緊張しているという。民兵たち
はこの報復としてその地域のスンニ派住民を虐殺すると脅迫しており、これに対してス
ンニ派住民は武器を手に家屋の屋根に陣取り、シーア派至上主義者による襲撃を追い返
すための備えをしている。彼らの襲撃はいつもアメリカ軍から暗黙の支援を受けている。
◆マフディ軍民兵の拠点をレジスタンスが自動車爆弾攻撃
Resistance car bomb targets fuel station stronghold of Jaysh al-Mahdi militia
イスラム・メモは13日午後5時7分の速報で、バグダッドのアミル地区において、
イラク・レジスタンスの自動車爆弾がマフディ軍の支配するガソリン・スタンド近くで
爆発したと伝えた。
イスラム・メモのバグダッド通信員は目撃者の話として、自動車爆弾は数ヶ月前にマ
フディ軍が拠点の1つにしたスタンドを狙ったものとレポートした。スンニ派住民には
そこで給油すると誘拐して殺すという脅迫があり、人々がそこで給油しないようにして
いた。
この爆発で11人が死亡、10人が負傷した。レポートしている時、米軍と傀儡政府
軍がガソリン・スタンドを包囲し、救急隊員が犠牲になった宗派主義民兵を現場から搬
送しようと働いていた。
◇バグダッド: レジスタンスが治安部隊の検問所を襲撃、破壊
●ディヤラ州 Diyala Province
◆米バクーバ: 海兵隊員が不思議な状態で死亡
US Marine dies under mysterious circumstances in Ba‘qubah
イスラム・メモは13日午後8時43分の速報で、この日、バグダッドの北東65キ
ロに位置するバクーバにおいて、アメリカ兵が不思議な状態で死亡する事件が起こった
と伝えた。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、バクーバ西部のタハリール地区で他の
米兵と一緒に立っていた海兵隊員が突然倒れたとレポートした。地元住民はてっきりイ
ラク・レジスタンスの狙撃手に撃たれたと思った。米兵たちは彼のもとに駆け寄り、体
をあおむけにして人口蘇生を試みたが助からなかった。
目撃者の1人である商店主は、アメリカ兵はそれから戦死者を入れるプラスチックの
袋に彼の遺体を入れたと話した。彼らは死亡した海兵隊員の鼻と口から血が出ているの
を見た。しかしバクーバ警察関係者は、海兵隊員が死んだことは認めたが、敵の攻撃に
よるものではないと語った。
●バビル州 Babil Province
◆ヒッラ: レジスタンスのロケット弾が米国領事館で炸裂
Resistance rockets blast into US consulate in al-Hillah
イスラム・メモは13日午後5時27分の速報で、イラク・レジスタンス戦士がロケ
ット弾4発をヒッラ市の米国領事館に撃ちこんだと伝えた。ヒッラはバグダッドの南約
60キロ。
イスラム・メモのヒッラ通信員はアブド地区住民の証言として、4発のロケット弾が
米国領事館で炸裂したようだと話した。アメリカの外交施設は元イラク行政庁ビルに設
置されていた。
証言者たちは濃い煙とホコリが柱状になってビルの2階から昇ったと話した。米軍ヘ
リの一群が領事館から2キロあたりのナツメヤシ林上空を飛行し、アメリカ軍はそこか
らロケット弾が発射されたと考えたようだ。
●アルビル州 Irbil Province
◇アルビル: イラン人大佐(革命防衛隊)を米軍が拘束
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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