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(回答先: テスト 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 7 月 22 日 18:40:18)
今回のリン酸系農薬入りのギョーザなど中国産の冷凍加工食品の輸入をしていたのは、JTF(ジェイティフーズ)である。JTといえば言うまでもない、日本タバコ産業である。
以下はそのJTによる冷凍食品の一部回収についての「お詫びとお知らせ」である。
弊社子会社のジェイティフーズ株式会社が輸入販売する冷凍食品の一部をお召し上がりになったお客様において、嘔吐・めまい等を伴う重大な健康影響が発生いたしました。千葉県警察等の発表によれば、当該商品において、有機リン系殺虫剤が検出されたとのことです。 現時点では、有機リン系殺虫剤が当該商品に混入した原因等については調査中ですが、万全を期すために、今般、当該商品と同一工場で製造されております商品を自主回収することといたしました。 お手元に該当する商品がございましたら、決してお召し上がりにならず、送料着払いでお送り下さいますようお願い申し上げます。 | 【該当商品のご送付先】 〒306-0497 茨城県猿島郡境町西泉田1437-2 日本たばこ産業株式会社 食品事業本部 品質管理部 電話:0280-87-2811 【お問い合わせ先】 お客様相談室 |
「食の安全」をもっとも重視すべき、かつ気をつかうべき生協が、こともあろうか、どのような経路で農薬が混入したかは別として、農薬入り加工食品を売っていたのだから当然である。有機リン系農薬は、殺虫剤であり間違いなく一定量以上を人間が摂取すれば中毒を起こし、さらに多くの量を摂取すれば急性毒性で死に至る、と言う意味で毒物である。
その意味でいかなる理由があろうと、急性毒性を起こすいわば毒入り冷凍加工食品を消費者に売っていた事実は、いかんともしがたいことである。
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だが、今回の冷凍加工食品問題は、元はと言えば、なにしろ安くてそこそこの味がする中国産の冷凍加工食品を、日本の食卓にかくも大量に輸入し、提供してきたのは、JTの子会社であるJTFである。
なぜか新聞、テレビはJTFやその親会社JTを批判しないが、JTは世界保健機関(WHO)はじめ、日本の厚生労働省ですら肺ガンなどその有害性を認めているタバコを堂々と売っている会社である。
今回の一件は、農薬の急性毒性が問題となっているが、タバコは言うまでもなく、発ガン性、麻薬性など慢性(毒性)が問題となる。毒物である。
日本政府はタバコからの2兆円の税収欲しさに、先進各国で禁煙後進国となっている。とはいえ、喫煙による財政リスクは、税収をはるかに上回ることが知れており、政府は道路特定財源同様、国民や国家にとってとりかえしがつかない愚行を継続していると言ってよい。
年間約11万人も、喫煙が原因で死亡している日本。 |
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ところで、日本のマスコミは、サリンや農薬のようにとかく目に見える急性毒性については、これでもか、これでもかと大騒ぎする。事実、今回の一件でもものすごい報道をしている。しかし、タバコや微量のダイオキシンのように、じわじわと体を蝕む慢性毒性には無頓着である。
その理由のひとつは、JTがマスメディアの一大スポンサーであるからである。これは日本のマスメディアが東京電力など電力会社、トヨタなど自動車会社、そしてJTなど、テレビや新聞の大スポンサーにいたって弱いことと無関係ではあるまい。
慢性毒性物質の最右翼、喫煙(タバコ)に起因すると想定される死亡者は毎年、数万人いる。WHOの推定では、日本では毎年10万人以上が喫煙関連で死亡しているとしている。いずれにしてもこと喫煙やJTに関連する問題に関し、マスメディアは非常に弱腰なのである。
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今回の一連の中国産冷凍加工食品問題をみていると、非常にゆがんだ日本の食の安全やリスク管理の実態が浮かび上がってくる。
それは、ひとびとが信頼を寄せている生協が、およそ健康や安全・安心とほど遠いタバコを売っているJTの子会社であるJTFと、売れればよい、すなわち営利の一点で結びついていることである。
以下に、現在自主回収されているJTFの冷凍食品の一覧を再掲する。
自主回収対象の冷凍食品一覧…輸入ギョーザ食中毒◆JTFが自主回収の対象とした冷凍食品 【市販用】 中華deごちそう ひとくち餃子 お弁当大人気!豚肉のごぼう巻き
【業務用】 特製スライス叉焼(バラ) 柔らかく煮込んだロールキャベツ(トマト味)40 豚肉ときのこのクレピネット(網脂包み) ※業務用も一部市販されている。 (2008年1月30日 読売新聞) 黄色化は筆者 |