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「デートDV」意外な真実 男の30%女性から暴力受ける
5月7日19時35分配信 J-CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000003-jct-soci
「デートDV」に気付かない場合が多い、と山口代表
交際相手から暴力を受ける「デートDV(ドメスティック・バイオレンス)」の被害者といえば女性、のはずだった。ところが最近は少々変わってきたようで、あるアンケート調査では、高校、大学の男子の30%近くが交際相手の女性から暴力を受けていた。ドラマ「猟奇的な彼女」では田中麗奈さんが草?剛さんを殴り、人気アニメ「ゼロの使い魔」ではルイズが平賀才人を鞭で叩く。こんな光景はテレビの中だけではないのだ。
■「恋愛で束縛できる」という考えは男女とも強い
「DV」は配偶者や内縁関係など親密な関係にある人からの暴力だが、「デートDV」は、若い世代を中心とした恋人からの身体的、精神的、性的な暴力を指す。将来、夫婦間のDVに発展する心配もある。「デートDV」の深刻さをキャッチした横浜市が、2007年6月から12月にかけて市内の高校・大学に通う男女922人にアンケートしたところ、交際経験がある人の中で「デートDV」の被害に遭ったのは、女性371人中144人で38・8%。男性は204人中56人の27・5%だった。
神戸市が07年10月から12月にかけ、市内の公立高校の男女生徒3020人を対象に行った調査では、「デートDV」を受けたことがある、と回答したのは女子が38%で、男子が28.7%だった。このうち、「なぐられたり、けられたりする」(男性3.9%・22 人、女性3.3%・21 人)、「命の危険を感じるほどの暴力をされる」(男性1.4%・8人、女性1.3%・8人)となっていて、「デートDV」を受けるのは女生徒が多いが、直接的な暴力を振るわれるのは男子生徒がやや多いことがわかった。
これまで「DV」といえば、夫から妻へ、男性から女性への一方的な暴力、というイメージだった。それが、若い世代は恋人の女性から暴力を受ける。この問題について、毎日新聞は08年1月24日付けで記事を掲載した。
「異性の友達が増え、友達関係との差別化のため『恋愛関係では束縛できる』と考える傾向は男女とも強い」
という沼崎一郎東北大大学院教授のコメントで、「DV」は女性にも増えていることを示唆している。
■暴力の被害者が逆に加害者になる
沖縄タイムスの08年3月5日付けには、数時間にわたって殴られる「デートDV」を受けた女性(19)の記事が載っている。「デートDV」を受けた男と別れ、新しい恋人ができたときに、
「自分がされたように相手をコントロールしようとしてしまった。気付かぬうちため込んだ怒りがふいに爆発したり、フラッシュバックを起こし苦しんだ」
と、被害者が逆に加害者になる様子が書かれている。
日本での「デートDV」命名者で、「『愛する、愛される−デートDVをなくす・若者のためのレッスン7』などの著書があるアウェア(aware)代表の山口のり子さんは、J-CASTニュースの取材に対し、日本の若者の間で「デートDV」が増えているのは、セックスの低年齢化に関係していると話した。セックスすることによって、相手を自分の所有物のように思い、「支配」が始まるのだという。そして、相手を独占することが愛することだと勘違いし、「DV」だと気付かず、行為がエスカレートしていくことが多いのだという。
さらに、「格差社会」が不安を生み出し、残虐性が増しているというのだ。山口代表は、男女共に「デートDV」が増えているが、女性と体格差がある男性に比べ、深刻なのはやはり暴力を受ける女性。精神的、身体的後遺症が強く残る場合が多いと指摘している。
コメント:お子様、というか厨房というか、大人になるための訓練が不足したまま
ハードな人間関係である恋愛に突入しちゃってるんでしょうかね。
やってる人たちは悲惨なんだろうな。
妻が夫に暴力 北海道で急増、一時保護を検討
http://www.j-cast.com/2007/02/26005791.html
ドメスティックバイオレンス(DV)といえば、一般的には「夫から妻への暴力」。だが、最近は妻から男性へのDVも増加している。とりわけ北海道では男性からのDV被害の相談が過去最多にのぼり、男性の一時保護など対策についても検討しているという。
2006年1年間で北海道庁によせられた「逆DV」の相談件数が、過去最多の42件にのぼったことが07年2月25日までに明らかになった。道によれば、06年の相談件数は合計1,668件で、このうち42件(2.5%)が男性被害者からの相談だった。03年以前は統計を取っていないが、04年で3件、05年で8件。06年で前年の約5倍に急増したことになる。
潜在的な被害者が、表に出てきたのではないか
男性のDV被害者も増えてきたようだ(内閣府パンフレットより) 男性の被害相談は年々増加傾向にあったが、02〜05年に「配偶者暴力支援センター」に寄せられた男性の相談件数が全体の0.5%(内閣府調べ)であることを考えても、2.5%は突出した数字だ。
道環境生活部はJ-CASTニュースの取材に対し、
「特定の人が複数回相談した、という事例も件数に含まれているため、相談者が実質的に(これほど)急増したとは言えないが、数字的に(男性被害者の数が)伸びてきているのは確かだ」
と話す。では、男性被害者の相談がなぜ北海道で増えているのだろうか。
環境生活部は、
「(DV対策を)策定する際にも、地域的特性の何がDVに結びつくのかは、明確に答えが出なかった。北海道は開拓時代から男女共同で、和気あいあいとやってきた土地柄だが、それが(男性への)DVと結びつくのかと言うと、よくわからない」
と説明する。ただ、一方で「昨今の(DV防止の)PRなどで潜在的な被害者が、表に出てくるようになってきたのではないか」と指摘する。
男性では84.4%が「だれにも相談しない」
内閣府が06年4月に発表した「男女間における暴力に関する調査」報告書によれば、女性全体で「DVの被害に(何度も)あった」としたのは10.6%だった一方、男性は2.6%。「1,2度あった」を含めると、男性では17.4%がDV被害の経験者という結果になっている。女性に比べれば割合は少ないが、男性についてもDVの被害者が少なからずいるというのが現状のようだ。さらに、「被害の相談」については、「どこ(だれ)にも相談しなかった」は、女性で46.9%、男性では84.4%となっており、男性のほとんどはDVの被害に遭いながら相談しないという傾向があり、男性の被害者の割合は調査結果を大幅に上回ると見られる。
そのうえ、男性がDVについて相談する窓口がほとんどない。内閣府男女共同参画課によれば、07年3月からインターネット上で公開する男性用の被害相談窓口を各自治体に募ったところ、全国で5〜6件しか応じなかった。つまり、男性のDV被害者がDVについて相談しようものにも、その窓口が極めて少ないというのが実情だ。さらに、「男性被害者の相談に応じるスキルを持った人が人材的に備わっていない」(男女共同参画課)という現状もある。
北海道では、「DV防止法」などの改正に伴い、道の基本計画に男性被害者の「一時保護」を盛り込んでおり、社会福祉施設を男性被害者向けの保護施設に利用することも検討している。現在、女性被害者の一時保護については各自治体が対応しているものの、男性被害者の一時保護や一時保護のための施設導入を基本計画に盛り込むのは国内ではきわめて異例だという。