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(回答先: Re: 東京のネットカフェでまっすぐ寝られんような生活するんなら、こっちの方がなんぼええかわからんで 投稿者 薬痴寺 日時 2008 年 4 月 20 日 17:59:55)
元記事の以下の部分に書かれているように、現在の日本人の大多数は農漁業の過酷な労働を担えるように育っていません。
また、一度安価な労働力を手に入れた生産者が、より高額な日本人労働者の採用に戻るとも思えません。生産者でありながら自ら作り出す生産物の価格を決めることすらかなわぬ実情もあります。おまけに一次産業は限りなくバクチに近い要素もある。
そういう状況下で生産者に可能なもっとも手近なコストダウンの方策は、労働賃金の縮減にならざるを得ない。だからこそ、厳しい労働を黙々とこなしてくれる外国人労働者の方が歓迎されるわけです。
最近時々思うのですが、もう日本の資本家は、別に日本人労働者なんて必要としていないんじゃないかと…。医療問題でも見られるような、「貧乏人はさっさと死んでよし」みたいな政策がまかり通るようになってきた背景には、そういう日本資本主義の質的転換があるようにも思えます。国家の枠組みを乗り越えたグローバリズムとはそういうことかいな?などと妄想しています。
> 研修生に支払われる手当は月々8万5千円。時給換算すると約530円。長野県の最低賃金669円以下だが、7カ月で帰国する彼ら研修生には最低賃金法は適用されず、合法的な額だ。ほかに受け入れ農家は、研修生の渡航費や光熱費、米代も負担する。
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> 20年ほど前まで、農繁期の川上村には若い日本人があふれた。日当6500円に残業代を含め1万円、3食付きで宿泊代もタダ――。そんな募集広告を「フロムA」など求人誌に載せれば、大学生や高校生が押しかけた。
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> それが十数年前から、働き手不足に陥った。農家の伊藤嘉武さん(63)は「求人を出しても日本人が集まらねえ。来ても3日ともたずに逃げ出すようになった」と嘆く。腰をかがめての植え付け、未明から始まる収穫、重い箱の運搬。実入りはよくても、きつい仕事が嫌われるようになった。