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仕事を求めても書類選考で落とされる、何回面接を受けても通らないという人がいる一方で、「辞めたいのに会社が辞めさせてくれない」というケースもある。極端なリストラの影響で、あるいは団塊世代の経験者の大量退職時代を迎えて、人手不足の職場では時々聞かれる声でもある。中には、労働条件の悪さに悲鳴を上げて辞めたいという場合も。
夫の上司も何回か辞表を出した。激務と責任の重さに耐えかねてのことだったが、そのたび撤回された。2〜3年前、もう我慢がならないと怒りともいえる辞表を会社に叩き突きつけたのである。「それならば残務整理をしてから」と会社は次々に仕事を言いつけ、退職の日が来ても辞められない状態にあった。人の良さが災いしたと私は同情したのだが、結局、彼はその後も部署を変えて会社に残っている。
同じように辞表を受けつけてもらえず、辞められずにいたある若い社員は思い余って欠勤を続けた。結果、会社側は彼を懲戒解雇にしたのである。リストラをして大量の首切りをしているのに、一方では辞めたいという人間の首根っこを押さえて引きとめ続ける。他人の事とは言えあまりの事に怒りがおさまらなかった。使用者側にとって都合のいい社員は手放したくないのだ。
労働組合に入っている者を辞めさせたいというのが、会社の本音だ。産業別労働組合の中央組織が口を出すため労使間の仲がこじれている。しかも組合に守られている社員は、病気で長期に休もうが、会社の経営が落ち込もうが、自分たちの権利を優先させて譲らない。月に6千円から8千円もの組合費を上納している組織に自分の立場を守ってもらっているが、そんな人に限って自らのスキルアップや他の社員のために動こうという努力をみせない。非組合員が増えていく中で溝は深まるばかりである。
「名ばかり管理職」である夫は組合員と会社の間に立って、彼らの年次有給休暇の完全消化のために、ボーナス完全支給のために、自分の公休を犠牲にして働き、時間外賃金もなく、業務の管理責任といってボーナスもカットされ続ける。管理職を返上したいと言っても聞き入れられず、怒りの矛先を会社と組合に向ける。
「辞めたい」と言っていた夫に、ライバル会社から誘いが来たと聞いた。ところがそのライバル会社は、労働組合に入らないという念書を条件に入社させるのだというから、これも違法である。「給与は安いし、社長は王様のようだ」と、辞めて移っていった人が愚痴をこぼしている。
会社と労働者は対等であるべきなのに、労働者はまるで奴隷のようだ。働く場が少ない地方ではますます声が上げられない。
幹部の高給が保障されている中央組織の労働組合、労働者は組合によって権利が保障されると思っているが、彼らに搾取されている上、会社からは煙たがられている。労働者も自分の頭で考え、行動し、働くことへの自己意識を働かせるべきであろう。自分のことは他人任せにしてはいけないし、組合も労働者全体の立場に立って発言しなければ、自らの首を絞めかねない。こんな形じゃ労働者の味方とは呼べない。
2ch.で目にした「辞めさせてくれないなら無断欠勤してやる」という書き込みが気になった。
年度末になって(今年も)二桁で公休が残っている夫、いよいよとなったら、ユニオンに相談してみるべきかと思っているところだ。
会社がやめさせてくれない時には
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/706160b54d2a57d383c413883a8350a3