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(回答先: 餓死 3年連続なぜ/生活保護問題全国会議 再発防止求め集会/北九州(しんぶん赤旗) 投稿者 gataro 日時 2008 年 3 月 14 日 18:01:45)
http://blog.goo.ne.jp/dong-wcat/e/fa3e292ebf22d4e273a7e132d3487f46
とうとう生活保護の北九州方式が海外メディアに
政治・社会・経済 / 2007年10月16日
最近は私のすんでいる北九州市に関してあまりいい話がない。
そしてとうとうニューヨークタイムズにその記事が「日本の“行政のモデル”の厳しい側面が露呈された」(Death Reveals Harsh Side of a ‘Model’ in Japan )と題して掲載された。
北九州市の場所が日本地図で示され、餓死された方が住んでおられたまるで廃屋のような住居の写真がトップに大きく掲載されている。
こんなことで北九州市が世界的に有名になるのは恥ずかしい。
ここ数年の行財政改革で、政府のやりかたにもっとも従順な北九州市がおこなった生活保護についての保護削減政策で、たくさんの命が失われたことが発覚し、その是正を公約にして新市長になった北橋市政においても、再び保護を打ち切られた方が餓死したことが伝えられた。
行政や福祉とは無縁の分野ではあるが私も北九州市の職員のはしくれで本当に恥ずかしい思いをしている。
これは長い間政府の天下り人事で、最も政府の施策の優等生であり続けた北九州市が、「北九州方式」として全国の模範として行ってきた保護施策だ。全国の地方自治体もこれに続けとばかりの地方自治の福祉政策の見本になっていた方式だから、本当は北九州だけの問題ではないのだ。
なくなった方の一冊のノートには、25日間何も食べずに過ごしてきた最後の苦しみと「おにぎりがたべたい」という悲痛な叫びが綴られ、保護を打ち切った市への怒りが記されていた。
従来私の知っていた北九州市の福祉はこんなものではなかった。ケースワーカーは、困難な問題への解決能力を持っていて、しかも弱い立場の人たちの気持ちを理解できるようにとのはからいか、労働組合の活動家出身のものが多かった。
ケースワーカの苦労話をよく聞かされていたため、やくざまがいのことが保護の現場でやられているという報道を聞いて最初は驚いた。
ところが、かつてケースワーカーをやられていて最近退職されたOBのかたに偶然最近あって聞いたところによると、5,6年前くらいから、保護の削減目標が示され、ケースワーカーや福祉の係長たちのなかに次第にごますりが配置されるようになり、成績を競うようになったらしいという話だ。事務所に申請に来られた方たちには、己の自己保身と出世めあての係長たちが先頭に立って対応していたというわけだ。そのかたも、問題が起きねばいいがとおもっていたそうだ。
私のまわりでも、保護を申請された方の話としてその対応はいろいろと伝わってきている。
「ここまで歩いてこれたのだから働けるはずだ」
との恫喝の言葉にはおどろく。タクシー代もなく申請にあるいてくることが拒否される理由になるのなら、たしかにじっとがまんして死ぬしかないのだ。
またある保護を申請した人の親族や兄弟には、どこで住所や電話番号を調べたのか、「面倒をみろ」と脅しとも受け取られかねない手紙ややくざまがいの電話がかかってくるそうだ。面倒を見れるくらいなら、とっくに助けているはずである。
こんな状態は早く解決してほしい。あるアメリカ在住の方が、格差社会はアメリカのほうが先進国だが、そのアメリカでそんなひどい話はないという。さまざまな救済の道が用意されているそうだ。