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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000017-maip-soci
入学前授業 DSで算数復習 東京・杉並区立和田中
2月15日16時45分配信 毎日新聞
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ゲーム機を使い、入学前の授業に取り組む小学生たち。初日は保護者も参加した=東京都杉並区立和田中で2008年2月9日
進学塾講師による有料受験対策「夜スペシャル」で話題になった東京都杉並区立和田中(藤原和博校長)で、今度は小学6年生を対象にした入学前授業「ドテラ(土曜寺子屋)ジュニア」が始まった。人気ゲーム機のニンテンドーDSと計算ソフトを使い、足し算から分数計算まで算数を復習する。藤原校長は「小学校で計算ができなかった子は、中学でつまずく。スムーズに授業を受けるために必要だ」と話している。
授業は地域住民らがボランティアで学校を支援する和田中地域本部が主催し、今月9日〜3月8日の毎週土曜日に計5回。午後2〜4時の2時間で、参加費はプリント代など事務経費2000円だ。自由参加だが、4月の入学予定者約100人のうち約50人が参加する。
教材は「遊び感覚で勉強してもらえる」とゲーム機を採用した。ソフトで小学校で習う計算問題を項目ごとに分類。児童は足し算、掛け算、分数の割り算など不得意な分野を選び、専用のペンでゲーム機の画面に答えを書き込んでいく。項目ごとに認定試験があり、自らの学力を測ることができる。ゲーム機とソフトはソフト会社が無償貸与。家に持ち帰って勉強もできる。
ソフトを作成した教育研究家の平井雷太さん(58)と教員志望の学生が操作方法や分からない問題などを教える。参加した女児(12)は「算数は苦手だけど、DSなら楽しんでやれる。今後も続けられそう」。母親(39)も「子供の基礎学力を確認できるし、中学に早く慣れることができる」と期待している。
和田中では、中学1〜3年生を対象とした「ドテラ(土曜寺子屋)」を03年秋から開催している。土曜の午前中、生徒は自分で宿題や英検、漢検の問題などを持ち込み自習する。教員を目指す学生や地域住民がボランティアとしてサポートし成績下位層の学力を引き上げるのが目的の一つ。年間5000円。
夜スペシャルは成績中上位層の中学2年生が対象で1月26日に始まった。大手進学塾講師が有料で高校受験対策をする。週3〜4回で費用は月1万8000〜2万4000円。【三木幸治】
最終更新:2月15日16時45分