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(回答先: 新自由主義の企業腐敗のJAL実例:12/21鹿児島空港占拠事件の真相(事件の概要と動画紹介) 投稿者 ヒゲ-戸田 日時 2008 年 1 月 15 日 18:56:43)
この事件での問題点を集約すると、
【 機長の誤判断 】
「那覇空港は悪天候で終夜着陸不可能」と判断した「小川博史機長」の判断は間違い
だった。
〜到着予定の夜6:20頃は不可能だったが、鹿児島空港に近づいた7時頃には他機は
どんどん着陸していたし、その後の状況もずっと着陸可だった。
小川機長の判断があまりに早計に出された誤判断だったのは明白だ!
【 日航の虚偽説明 】
鹿児島空港の日航が、乗客が降ろされた7:30から「那覇へ飛ぶ」と表明した10:30
までの約3時間、一貫して「那覇空港は悪天候で終夜着陸不可能」と虚偽説明を続け
た。
〜7時頃から他機が現に着陸していただけでなく、説明段階の先の「10時」とか
「10時半」、「11時半」などの着陸予定が続々決定・公表されていたのに!
もちろん、この「他機」の中には日航の東京発便なども含まれている。
これをひとつにまとめれば、
●日航は、「那覇空港が全く着陸可能であって、少なくとも夜7時以降は、現に日航も含
めた全便がどんどん着陸し、かつ深夜まで着陸予定を入れている(=那覇空港が許可
し、日航本社も許可しているからこそ!)のに、関空発のJAL2579便乗客に対しては
「悪天候で終夜着陸不可能です!」と虚偽説明し続けたのだ!
【 乗客が受けた虐待的対応 】
A:20時には食料販売が完全に終わる鹿児島空港ロビーに乗客を19;35頃着陸後に押し
出し、20:15か20:20関空へ出発を告げているから、乗客が食事がほとんど出来ない事
は明らか。
B:当初予定で関空戻り22:20頃だが、それまでの間、機内で臨時食を出す事を、日航鹿
児島は全く考えなかった。
C:鹿児島空港着陸直後から騒動が起こって長引いているのに、日航鹿児島はそれでも臨
時食を出す事を全く考えなかった。
空港の構造と状況からして、乗客は飲料自販機しか使えない事が明白なのに。
(唯一、子ども向けに若干のお菓子を配っただけ。)
D:22時過ぎに関空引き返し合意時点で、私が念のために「何にも食べずにもう夜10時
過ぎてるんだから、機内では何か軽食くらいは出るんでしょうね」と女性職員に問い質
したら、平然とした顔をして「国内線ですので機内食はございません」だと!
憤激して追求したが、誰一人手配する様子無し。
那覇に向けて飛んで12時過ぎになって(!)ようやく飲料とオカキを機内で配給され
たのみ。
(6時半那覇着で夕食予定の大人乗客達は12時過ぎにやっとオカキを食えただけ!)
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●「正社員が出て来ない危機管理体制」の問題
この事件は、新自由主義の中での航空輸送企業が如何に腐敗し危機管理がなっていない
か、労働者の差別分断雇用の中で安全管理と乗客サービスの根底が如何に崩れているかを
如実に浮かび上がらせた事件です。
12/21鹿児島空港で、着陸後2時間近く経った9時過ぎに出てきて、10時過ぎにようやく
大阪での宿泊や翌朝伊丹全日空便手配など具体策を出してきたのが、「田中マネージャー」
という男。
◆12/21 JAL2579 那覇へ飛べ!鹿児島空港にて 02 長さ: 01:21
http://jp.youtube.com/watch?v=D0PgiZQQQC0&feature=related
9時過ぎ。田中マネージャー初めて登場
◆12/21 JAL2579 那覇へ飛べ!鹿児島空港にて 04 長さ07:59
http://jp.youtube.com/watch?v=Q3k37yP0cno&feature=related
夜9:20頃。田中マネージャー、宿泊・沖縄行きの具体無しで関空引き返し言う
だけ。戸田怒り爆発で追求!
◆12/21 JAL2579 那覇へ飛べ!鹿児島空港にて 05 再生時間 07:51
http://jp.youtube.com/watch?v=uy0KpYZO0a8&feature=related
夜10時頃。田中マネージャーから宿泊や伊丹全日空便手配などようやく具体策。
その後(関空へ向けた)搭乗案内無しで放置が続き、10:30頃になって「那覇に飛びま
す」という行き先変更アナウンスがあって乗客が喜んだものの、放置状態継続のため、航
空事情に詳しい乗客Bさんが職員に問いつめて呼び出したのが、
「玉利人志マネージャー」。
(搭乗案内があったのはようやく11時頃になってから)
で、Bさんの玉利マネに対する追求を聞いていて驚いたのが、鹿児島着陸後に最初に対
応した頼りないマネージャだけでなく、「田中マネージャー」も実は派遣社員で日航の正
社員ではなく、この玉利マネージャーだけが日航の正社員だということだった。
日航搭乗180回めとかのベテラン乗客で航空事情に詳しいBさんは、「なんで3時間も経
たないと正社員が出て来ないのか!」と怒っていた。
玉利マネージャーは平謝りするばかりで、今まで出て来なかった理由は言おうとしなか
ったが、「今までのマネージャーは派遣社員で自分は正社員である」事については全く否定せず、それを肯定する文脈でしゃべっていた。
ところが、その場で名刺を請求して玉利マネージャーから名刺を受け取った乗客がい
て、最近その人が名刺の肩書きをメールしてくれたが、それによると、玉利氏の肩書きは
以下のようになっていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿児島空港所 マネージャー
玉利人志
南国交通株式会社 航空事業部 日本航空航空部
(日本航空鹿児島空港 業務受託)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
この名刺を見る限りでは、日航社員ではなく、「南国交通株式会社」の社員で日本航空
の鹿児島空港での業務を受託している「日本航空航空部」に所属している、という事にな
る。
鹿児島空港では日航JALの本当の体制はどうなっているんだろうか、疑問は深まるば
かりである。
戸田HP http://www.hige-toda.com/