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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000783926.shtml
「せんたく機 ハンドルまわし 手伝う子」「めんこには プロ野球やら 相撲とり」-。昭和の日用品や建物の写真から思い出がよみがえり、認知症の予防に活用できるという「回想かるた」を、姫路の認知症予防教室「一輪会」代表田中孝史さん(61)=姫路市白浜町寺家=が作った。(神谷千晶)
■おくどさん、洗濯板、謄写版…懐かしい写真満載
田中さんは六年前から市内の公民館などで、認知症を予防する回想法教室を開催。回想法は、主に高齢者を対象に、自らの過去を振り返り、認知・記憶障害の緩和につなげる。
写真が趣味の田中さんは、各地で昭和二十-三十年代の風物の撮影を続けており「撮りためた写真を認知症予防に生かそう」と、かるた作りを思いついた。
取り札に、かまど「おくどさん」や洗濯板、謄写版、湯たんぽ、井戸ポンプなどの写真四十四枚を載せた。「えいが館 父さんと観(み)る 時代劇」「よなべする 足踏みミシン 母感謝」。かつて、どこにもあった暮らしを読んだ文は、懐かしさにあふれる。
姫路の高齢者デイサービス施設で使ったところ、利用者は「冬の洗濯は大変だった」「共同井戸での井戸端会議は楽しかった」と話に花を咲かせた。普段、無口な人が積極的に参加する姿もみられたという。
田中さんは「仲間と遊んで、認知症予防を」と呼びかける。一セット千二百円(送料別)。田中さんTEL079・245・8527