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【ビジネス&企業News】
2007年9月20日 掲載
三菱UFJニコス 従業員の4割削減へ
三菱UFJニコスが大ナタをふるう。従業員の約4割を削減する方針という。
今年4月、旧UFJニコスとDCカードが合併して三菱UFJニコスが誕生。三菱UFJフィナンシャル・グループのカード・信販分野を担う新会社として発足した。カード会員数が3737万に達する最大手のカード会社だが、ノンバンクを取り巻く経営環境は、利息返還請求などにより圧迫されている。07年3月期も利息返還の引当金などを計上した結果、520億円の最終赤字に陥り、今期もリストラ費用などで黒字予想から一転、約1000億円の赤字になるもよう。
従業員については合併当初から1400人規模の削減を打ち出していたが、追加削減により難局を乗り切る覚悟だ。三菱UFJニコスの従業員数は約6600人(連結)。その4割といえば、2640人にのぼる。1200人規模の追加削減ということになりそうだ。
三菱UFJニコスは「検討はしているが現時点で決定した事実はない」(関係者)としているが、株式市場は敏感に反応。きょう(20日)午前は一時ストップ安の196円(前日比80円安)まで下落した。不信感はノンバンク全体に広がり、セントラルファイナンスやオーエムシーカードなども株価を下げている。
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=33775