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http://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp6-20071028-275737.htmlより転載
27日午後3時すぎ、堺市堺区遠里小野町(おりおのちょう)の南海高野線の線路上に2人乗り小型ヘリコプターが墜落、炎上し、乗っていた操縦士ら2人が死亡した。ヘリコプターは操縦訓練希望者を対象に、体験飛行を行っていた。墜落現場周辺は工場や住宅が密集しているが、民家などに被害はなかった。住民らは「もし、住宅街に落ちていたら…」と青ざめていた。
墜落、炎上したヘリコプターは大阪航空(大阪府八尾市)所属で、奈良県橿原市の操縦士山本克彦さん(40)と、体験飛行で乗っていた神戸市灘区、山本一樹さん(44)が死亡した。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官3人を派遣。ヘリは回転後、垂直に落下したといい、大阪府警捜査1課は堺北署に捜査本部を設置し、業務上過失致死などの疑いで操縦や安全管理に問題がなかったか調べる。
現場は南海高野線浅香山駅の北約300メートルで、大和川にかかる鉄橋にさしかかる直前の線路。事故があったのは、2分に1度は電車が通過する時間帯だった。南海電鉄によると、事故直前に上下線の電車が通過したばかり。また、現場に近づいていた上り電車は約300メートル、下り電車は約1キロ離れた最寄り駅でそれぞれ停車し、乗客や周辺住民にけがはなかった。
関西空港事務所や大阪航空によると、ヘリは米社製のロビンソン式R22型(2人乗り)。この日は昼ごろから、操縦訓練を希望する7人を対象に1人15分ほどの体験飛行を行っていた。同乗の山本さんは操縦訓練中の別の客に誘われ、参加したという。事故に遭ったフライトは午後2時50分ごろ八尾空港を出発、午後3時5分ごろ「今、浅香上空です。今から八尾に帰ります」という連絡を最後に消息を絶った。操縦士の山本さんは、これまで約800時間の飛行経験があった。機体は50時間の飛行ごとに点検しているという。
墜落現場周辺は線路沿いまで町工場や民家が密集。線路西側の惣菜工場に勤める清水昭弘さん(53)は休憩中にヘリを目撃した。上空を旋回するヘリに「工場の上に落ちるかも」と思った瞬間、きりもみ状態で線路上に墜落。3〜4メートルの火柱と煙が上がった。
清水さんはフェンスを乗り越え、近所の人らと懸命の消火活動を行った。機体コクピット部分はバラバラで線路上に散乱。「1人は機外に投げ出され、頭部がつぶれた状態でもうダメな感じだった。もう1人は上半身が機体に残っていたが、動く気配もなかった。爆発が怖かったけど、助けなきゃと思った」と振り返った。
事故で南海高野線は上下線計261本に運休や遅れが出て、約5万1000人に影響が出た。
http://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp6-20071028-275735.htmlより転載
あわや民家直撃、ヘリ墜落事故
密集する町工場や住宅の近くで起きたヘリコプター墜落事故に、周辺住民は青ざめるばかりだった。
墜落地点のすぐそばの線路沿いに住む自動車修理工の高田英明さん(38)は車を止めようとした際、墜落するヘリを目撃した。大きな衝撃音に思わず車の陰に身を隠した。「落ちる直前にキーンと音があって、雷の数倍くらいのドーンという音がした。家に落ちていたら大変だったよ」と恐怖の瞬間を語った。110番通報した後、自宅2階から現場を見たが、機外に投げ出されたヘリの乗員が動く気配はなかった。
事故現場の目の前に住む主婦の藤戸光代さん(30)は衝撃音で窓を開けると、墜落したヘリが視界に入った。「工事用車両が横転したのかと思った。もし、家が密集した中に落ちていたら…」。
また、現場のすぐ東側に住む貿易会社経営の男性(42)は自宅に入ろうとしたところ、長男(7)が「パパ、見て見て」と真上を指さすと、ヘリがコントロールを失い墜落していった。数分前に現場を電車が通過したばかりで、男性は「電車が走っていたりしたら、どうなっていたか」と興奮気味に振り返った。
線路脇を自転車で通りかかった主婦(68)が地響きのような音を聞いて振り返ると、バラバラになった金属の塊が見えた。事故の少し前に強い風を感じたといい「自分の上に落ちたかも」と恐怖に震えた。
http://gikou89.cocolog-nifty.com/
生活が便利になる分、危険なことに出会う機会も多くなってきた。再度、国民生活の安全、安心というものを国全体で考えなければならない時期ではないだろうか。