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・時太山急死事件、「マスコミは、真実をきちっと報道してほしい」=時太山の死亡を確認した愛知県犬山市内の病院広報 (PJニュース)2007年10月06日12時22分
http://news.livedoor.com/article/detail/3335000/
上の記事によれば、斉藤俊さん(時津風部屋序ノ口力士、時太山)の死亡診断書を書いた愛知県犬山市の病院が困っているという。
病院側はマスコミに「10代の青年が心肺停止になった事実に対して、犬山署に連絡した」ことをちゃんと話しているのだが、マスコミがそれを新聞・テレビで報じないために、病院には匿名で抗議などがきているというのだ。
「それは、さきほども申し上げたとおり、10代の青年がけいこ中に心肺停止状態になったという事実に対しては、わたしどもの病院に限らず、どこの病院であっても、警察にその事実を申告することはいたします」(斉藤俊さんの死亡診断書を書いた愛知県犬山市の病院広報の談)
たしかに、この事件の新聞の記事や、テレビのニュース、ワイドショーなどを見ていると、病院が警察に連絡をして愛知県警は検視をしたという事実過程の報道がすっぽりと抜け落ちている。
そして、あたかも病院が事件性なしとして診断を下し、それでおしまいにしてしまった、それゆえ当初愛知県警は相撲部屋で「10代の青年が心肺停止になった事実」を知らされなかった…とも受け取れるような、勘違いを誘発させる「報道」ばかりであったともいえる。
『死体は知っている』の著者であり、東京都の監察医として変死体の行政解剖を数多くおこなった経験を持ち、この種の事件には法医学者としてもっとも多くの経験を持つと思われる上野正彦氏をどのテレビ局も画面に登場させていたが(僕が見たのは全部VTR画像で、他に氏との間でどんな質問やコメントのやりとりがあったのかはわからないものばかりだった)、その内容は「多発外傷性ショック」の説明をさせていただけだった。そんな説明なら、普通の一般医師のコメントで十分で、なにもわざわざ氏を登場させる意味はない、と怪訝さだけが残るものだった。
上野正彦氏に視聴者が期待したのは、他ならぬ、病院や愛知県警の事件の係わり方、そのコメントであったのではないだろうか。それから考えても実に不可解な「キャスティング」だった。
もしかしたら、上野氏が『疑問を呈さない』のだから、『疑問はないのである』という暗黙裡の効果なるものをねらったものなのだろうか。それとも、上野氏の「病院や愛知県警の事件の係わり方に対するコメント」で、「放映できない」ようなものがあったために、「多発外傷性ショック」の解説以外はカットをしたということなのだろうか?それもテレビ各局が揃って?
ともあれ、事件当初の一、二のほんとにごく僅かの例外記事を除き、ここまで新聞各紙、テレビ各局が「欠陥報道」で足並みをそろえていたということは、「故意に報じなかった」、故意の情報の操作だった、との疑いが残るのではないだろうか。
─────────────────────────PJニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/3335000/時太山急死事件、「マスコミは、真実をきちっと報道してほしい」=時太山の死亡を確認した愛知県犬山市内の病院広報
2007年10月06日12時22分
【PJ 2007年10月06日】− 新聞報道などによると今年6月、愛知県犬山市で、大相撲の序ノ口力士、時太山が急死した件について、愛知県警が立件に向けての捜査を行っているとしている。このほどの愛知県警の立件に向けての捜査が、なぜ、時太山が死亡してから3カ月経過したこの時期なのか不可解だ。通常であれば、警察が死者を検視した結果、死亡直後に立件に向けての捜査が開始するはずだ。
PJニュースは5日、時太山の死亡現場の管轄の犬山警察署は、時太山の死亡を、いつ、覚知したのかなどを取材するため、まず、時太山が死亡当日、救急車で搬送された犬山市内の病院に出向き、病院が、犬山警察署に時太山の死を告知したのかなどについて、病院の広報に聞いた。
―犬山消防本部によると、今年6月26日13時14分に、時太山は救急車で、こちらの病院に搬送されたということですが、救急隊員らがこちらの医師の方に協力して、心肺蘇生に尽力したにもかかわらず、時太山は14時6分に死亡が確認されたということです。時太山が死亡した際に、医師が死亡診断書に急性心不全と記載しているなどとするマスコミの報道がありますが、それは真実なのでしょうか。
「それは真実です。真実ですが、マスコミの方々には、その真実に付随して、けいこ中での心肺停止であったこと、10代の青年が心肺停止になった事実に対して、犬山署に連絡したことをお話ししています。ところが、マスコミが、病院側が犬山署に連絡をしたという点を、新聞、テレビなどで伝えてもらえていないことで、私どもの方に、匿名の方から抗議などがあったりして、困っている状況です。病院の名誉に関わる問題ですので」―病院としては、マスコミに当時の病院の適正な対応状況を詳細に話しているのに、マスコミが、真実の報道をしてくれていないということですか。
「そうです。病院側としては、真実をお話ししています。PJニュース様にも、これまで来られたマスコミの方にお話しした同様の内容を今、お話しいたします。インターネットのニュースを配信しておられるということですので、ぜひ、真実を、きっちり伝えていただければ有難いです」―わかりました。お話しくださいました内容は、そのまま、PJニュースに掲載させていただきます。時太山は、心肺停止の状態でこちらの病院に搬送されてきたのですか。
「そうです。医師と救急隊員が、緊急蘇生を行いましたが、努力の甲斐がありませんでした」―死亡の時点で、犬山署は、こちらの病院に来ていたのでしょうか。
「警察が来ていたことは間違いありません。警察関係者は、遺体を確認しているはずです」―通常、死因が「急性心不全」ということであれば、病院側が、警察に連絡をするということはないと思うのですが、時太山の場合は、なぜ、病院側として、警察に連絡を入れられたのでしょうか。
「それは、さきほども申し上げたとおり、10代の青年がけいこ中に心肺停止状態になったという事実に対しては、わたしどもの病院に限らず、どこの病院であっても、警察にその事実を申告することはいたします。この事例に限らず、このような状況の死の場合、病院は警察に連絡いたします。警察に、連絡を入れない事例としては、例えば、私どもの病院にかねてから通院しており、その患者さんが、自宅などからわたしどもの病院に救急車で搬送されてきた場合などは、主治医が患者さんの事前の状況等を把握していますので、死亡原因の判断がつきます。そのような場合は、警察に、連絡することはいたしません」【了】
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