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小中の理科、「選択」廃止し共通化 中学でイオン復活 (産経新聞)
学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の小中学校理科部会は14日、現行の指導要領の「選択項目」を廃止し、学習内容を共通化する方針を固めた。また、「イオン」「日本の天気」などの項目を、中学校に戻すことを柱とする素案をまとめた。
選択性を過剰に重視し学習内容を3割削減した「ゆとり教育」(平成14年度開始)の路線見直しに伴う方針。
現在の小学理科では(1)「振り子」か「衝突」(2)「卵の中の成長」か「母体内の成長」(3)「地震」か「火山」−という二者択一の「選択項目」を設置。中学にも同様の制度がある。教科書でも児童生徒が学びたい内容を選ぶようになっており、内容別に分けたグループ学習も行われている。
だが、現場からは「教えづらい」「結局、両方とも教えざるを得ない」「選択にする意味が分からない」などの不満が相次ぎ、「基礎基本の共通化は必要」と判断した。
削りすぎた学習内容も復活。現在は中学で学んでいる「太陽と月」は小学で学ばせる。「遺伝の規則性」「電力量」「力の合成と分解」などは高校から中学に戻す。
一方、高校の科目構成を再編。入門編となる「理科基礎」「理科総合A」「理科総合B」の3科目を廃止し、「科学と人間生活」(仮称)を新設する。
(2007/09/14 23:06)
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070914/gkk070914001.htm
(コメント)
結局のところ、「格差教育」と呼ぶべき”類”のものだったようですね。
金銭的に余裕のある親が私学に入れたがるのも「仕方のないところ」でしょう。
(まともな私学のない地方においては、それすら「かなわぬ夢」なのですが。)