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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu151.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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妊娠してから一度も検診を受けず、陣痛が来てはじめて救急車を呼ぶ
「飛び込み出産」。妊婦8人のうち、出産費用を払ったのはわずか2人
2007年9月1日 土曜日
◆なぜ産科医は患者を断るのか 出産費用踏み倒しに「置き去り」 8月31日 J−CASTニュース
http://www.j-cast.com/2007/08/31010860.html
妊娠しても産婦人科に行かず、陣痛が来て救急車で病院に運ばれる。これを産科医の間では「飛び込み出産」といい、こうした例が増えているらしい。ただ、妊婦の状態などの情報が全くないため「責任が取れない」と、受け入れを断る産科医も多い。さらに、「飛び込み出産」の場合、出産費用を踏み倒したり、赤ちゃんを病院に置き去りにする可能性が高いというのだ。そうした中、奈良県で、かかりつけの産科医がいない妊婦 (38)が救急車で運ばれ、受け入れる病院がなく、死産するという「事件」が起こった。
◆定期健診、かかりつけの産科医なし?
奈良県の「事件」は、橿原市に住む妊娠7ヶ月の女性が2007年8月29日午前2時45分頃、スーパーで買物中に体調を崩し救急車で搬送された。救急隊は12の病院に延べ16回受け入れを要請したものの「他の分娩で手が離せない」「責任を持てる状況ではない」などの理由で断られた。女性は午前5時頃に死産した、というもの。「なぜこんなにも受け入れ拒否をするのか」と、メディアは拒否した病院や、国内の産科医不足、セーフティーネットの脆弱さを非難した。
奈良市にある「高の原中央病院」の齊藤守重理事長は、この女性が妊娠7ヵ月ということを知り「あれ?」と思ったという。当然、定期健診を受けねばならないし、分娩の予約は妊娠4ヶ月でも遅いほう。それなのにかかりつけの産科医すらいないというからだ。そして、
「全国的に産科医が不足していて、いま分娩を担当している先生方は、予約のある救急患者を24時間ぶっ通しで診療しているようなもの。そこへ何の情報もない妊婦が運ばれてきたら、もうパニックですよ」
と、緊急で妊婦を受け入れるのは難しい状況だと話す。
◆妊婦8人のうち出産費用を払ったのはわずか2人
朝日新聞の07年8月26日の記事(神奈川県版)によれば、妊娠してから一度も検診を受けず、陣痛が来てはじめて救急車を呼ぶ「飛び込み出産」が増えているとし、
「赤ちゃんが逆子なのか、どれぐらいの大きさか、どんな感染症を持っているのかもわからない」
という医師のコメントを紹介。これでは責任が持てない、と診療を断る病院が多いと書いている。また、これとは異なる病院側のリスクとして、神奈川県立子供医療センターの例を挙げている。
「1〜4月に来た飛び込み出産の妊婦8人のうち、出産費用を払ったのはわずか2人しかいなかった。なかには生まれた赤ちゃんをおいていってしまった女性もいたという」
これまで「飛び込み出産」は不法滞在の外国人や、10代で妊娠したために親に相談できなかったなどの事情がある妊婦だったが、最近はほとんどが日本人なのだそうだ。こんなことが続くのなら、ますます受け入れ拒否の病院が増えていく。奈良の妊婦死産「事件」の背景と、こうした実態は無関係とは言えないだろう。
◆「できちゃった婚、許さねぇぞ!」 和田アキ子、辻ちゃん問題で吼えまくる 5月14日 J−CASTニュース
http://www.j-cast.com/2007/05/14007570.html
「できちゃった婚なんかしたら、許さねぇぞ!!!」。TBS系番組「アッコにおまかせ!」(2007年5月13日放送)で司会の和田アキ子さんが何度も吼えた。元「モー娘。」の辻ちゃんが、俳優の杉浦太陽さん(26歳)とできちゃった婚へ、というニュースを扱った際にキレたのだが、理由は「プロ意識が足りない」。この発言を巡って、ネット上では賛否両論が渦巻いている。
◆「違うお勉強してました。下半身の」と皮肉る
同日のこの番組には、和田さんの所属事務所・ホリプロの「部下」の磯山さやかさんも出演していた。和田さんは磯山さんに向かって、
「オマェ!ホリプロで、できちゃった婚なんかしたら、許さねぇぞ!!!」
と3度も番組冒頭で「恫喝」した。磯山さんは、恐怖で体を硬直させながら、
「彼氏もいないのに、こんなに怒られるなんて…」
と、泣き出しそうだった。和田さんはそれほど興奮していた。
和田さんがキレたのは、辻ちゃんの「できちゃった婚」を紹介するコーナー。辻ちゃんと杉浦さんが07年5月10日に2ショット会見に臨み、19歳の辻ちゃんは妊娠9週目であることや、お互いを「ター君」「ノンタン」と呼び合っていることなどを明かした。しかし、出演する舞台を降板。先頃発表したばかりの新ユニット「ギャルル」も抜け、タレント活動を休業することを報告。出産して落ち着いたら芸能界への復帰も考えている、と話した。
和田さんは、「おめでたい事だけど…」と前置きしたうえで、「プロ意識が足りない。加護ちゃんが喫煙で(所属事務所をクビになり)、この子(辻ちゃん)一人で頑張らなければならない時に、自分の置かれている立場を考えなければダメでしょう。(特に舞台の降板は)プロとして他の人に迷惑かけすぎ!」
などとまくし立てた。「置かれている立場」については、
「セクシーアイドルならまだしも、正統派アイドルで売っているのに、『交際しています』ならいいけど、『違うお勉強してました。下半身の』。そんなナマナマしいできちゃった結婚。ましてや女の子達がああなりたいというのが『モー娘。』。そのイメージ全体が『ウーン?』というものになりかねない」
さらに、プロデューサーつんく♂のお祝いコメント、
「(親心として)これまで以上に彼女のことを応援してください」
にも噛み付いた。
「そうかなぁ?内部の人間でもダメなことをダメと言わなければ人間ダメになる。身内が一番冷静に見なければいけない」(後略)
(私のコメント)
妊娠に関するニュースを二つ選んでみましたが、最近の若い人の性風俗の乱れは社会問題化している。しかしマスコミ論調は若い人の性風俗に迎合してしまって、性の乱れに対する苦言をする大人がいなくなった。親達も少子化で子供を十分に躾けることが出来ず、いわゆる不純異性交遊が蔓延してしまっている。
このように親や社会が子供を甘やかして好き勝手ほうだいの行動を諌める人がいない。学校の先生も生徒達の性の乱れに対してなす術がなくなっているようだ。映画やテレビドラマもそれを助長するようなものばかりで、このような状況では生まれてくる子供がかわいそうだ。
最近では夫婦間の性行為はセックスレス化して、若い夫婦も含めて三分の一がセックスレス化しているそうだ。それとは対照的に若い人の不純異性交遊はますます盛んになるばかりで、芸能界やスポーツ界ではいわゆる「出来ちゃった婚」が蔓延している。それに対する和田アキ子の苦言は異彩を放っているのですが、仕事をする女性が増えて妊娠すれば仕事のキャンセルなどで周りが混乱してしまう。
既婚女性が働いていて妊娠するのは当たり前の事であり、職場も出産休暇などの制度も整っている。ところが最近は未婚のタレントが出来ちゃった婚で所属プロダクションやマネージャーを慌てさせる事が多発している。既婚のタレントならプロダクションもマネージャーもいつ妊娠するか分からないから長期のスケジュールは立てませんが、売れっ子の女性タレントなら半年や一年先のスケジュールはびっしりだ。
女子高生達の売春の蔓延が問題になっていますが、売春がなぜ悪いと開き直られて大人達や親達は何も言えない。それが一部の女性に限られていればいいが、一般の真面目な女性までが興味本位的に不純異性交遊してしまう。だから出来ちゃった婚の蔓延も必然的に起きてしまう。
昔は「婚前交渉は是か非か」などという特集が女性週刊誌などでありましたが、今では婚前交渉は当たり前で、最近の若い女性は結婚するまでに数人の男性との性経験があるのは当たり前になっている。こんな状況では純愛も育つわけがなく、遊んでいるうちに出来ちゃった男と結婚する事になるのだろう。
小説にしても映画にしてもテレビドラマにしても、モラルに対する感情や欲望との葛藤がドラマになるわけであり、最近はモラルという歯止めがなくなったドラマでは、ますますアダルトビデオとの違いがなくなって「純愛ドラマ」など私語になってしまった。たとえあったとしても若い人たちにはピンと来ないだろう。
現在の男女間では「愛=セックス」であり、未婚のうちは愛も盛り上がってセックスも毎日のようにやりまくるのでしょうが、結婚したとたんに愛も消えてセックスレス化するのは当然のことなのだろう。だから婚姻した夫婦は少子化が問題になり、未婚の女性の妊娠が蔓延する事になる。
奈良の妊娠女性のたらいまわし事件も、詳しい状況がニュースでは分からないのですが妊娠しているにもかかわらず定期健診を受けていなかったようだ。だからかかりつけの医者もいないから、病院の紹介も受けられずにたらい回しにされたらしい。ニュースでは家庭環境が分からず義父のコメントがあるだけで未婚なのかもしれない。
未婚で妊娠した場合に周囲に隠しておく事が多く、異常が起きた場合に救急車を呼んで「飛び込み出産」が多くなってきているようだ。いわば未婚の母だから出産しても育てていけないから出産費用も払えない。未婚だからといってセックスしてはいけないと言う事はないのですが、セックスすれば当然妊娠をする。
このような未婚の母はこれからますます増えていく事だろう。「出来ちゃった婚」が出来ればまだましなのですが、愛のないセックスをして妊娠をした場合、定期健診も受けることも出来ず、生まれても育てる事もできない未婚の母が増える事になる。奈良のたらい回し事件はこのような背景があるのですが、新聞記事などでは病院側の非を指摘するものが多い。
妊娠は普通の急病とは違って前もった定期健診が必要だ。だから「飛び込み出産」は本人にとっても病院にとっても危険この上ない事であり避けなければならない。しかし性がこれだけ乱れに乱れると結局はそのしわ寄せは妊娠する女性に行く事になる。
昔なら売春という商売があり、売春の施設もあった。しかし売春が禁止されて、素人女性が売春するようになり、婚外セックスが溢れるようになった。いわば「出来ちゃった婚」の氾濫も「飛び込み出産」の氾濫も性の乱れがもたらしたものだ。それとは反対に結婚するとどうしてセックスレスが氾濫するのか、自分の旦那や奥さんとセックスする事がどうして億劫になるのだろうか? 結局は愛のない結婚生活が原因なのだろう。
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