★阿修羅♪ > 社会問題4 > 606.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
全270人の補償交渉終了 明石歩道橋事故【神戸新聞】2007/07/19
二〇〇一年七月に起きた歩道橋事故で、明石市は十九日、事故後続けてきた死傷者ら計二百七十人との補償交渉を終えたと発表した。同日、最後の負傷者一人と示談した。市が負担する示談、訴訟による補償金総額は約二億七千万円に上る見込み。二十一日で事故発生から丸六年になるが、市は「補償は終わったが今も傷を抱えた方がおり、これで区切りとは考えていない」としている。
市によると、補償対象になったのは計二百七十人。内訳は死者十一人、負傷者二百四十七人、ベビーカーや浴衣などの物損被害に遭った十二人。
十九日に示談が成立したのは神戸市の女性で、事故後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症。症状が固定したため損害額が確定した。市は昨年末までにほかの負傷者、物損の対象者全員との示談を終えていた。
犠牲者のうち十人の遺族には二〇〇五年、神戸地裁の民事訴訟判決に基づき、市の負担分約二億二千七百七十万円(遅延損害金を含む)を支払った。残る一遺族とは〇二年に示談が成立した。
市によると、示談金の支払いは、いったん市がまとめて払い、その後、県警と警備会社で三分の一ずつ負担する見通し。転居に伴い連絡が取れない負傷者二人分は法務局に供託した。
会見した友国仁男市総務部長は「あらためて被害に遭った方々におわびしたい。安全な街づくりが市に課せられた宿命と考えています」と話した。
犠牲者の七回忌にあたる二十一日は、事故があった大蔵海岸の朝霧歩道橋で、明石仏教会による法要が営まれる。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000470945.shtml