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協畜元社長に懲役3年 罰金6億『犯行で退職金10億』【東京新聞】
2007年7月2日 夕刊
食肉卸大手の協畜(愛媛県四国中央市)が輸入豚肉の差額関税約百十八億円を脱税したとされる事件で、関税法違反罪に問われた元社長曽我部登被告(53)ら二人と同社の判決で、東京地裁は二日、曽我部被告に懲役三年、罰金六億円(求刑懲役三年六月、罰金七億五千万円)を言い渡した。
脱税事件の立件額としては過去最高。朝山芳史裁判長は「大掛かり、組織的な犯行で、巧妙に隠ぺいしたため長期間、発覚しなかった。曽我部被告は中心的人物で、退職金は十億円出ており、犯行による会社の利益を得たとの評価を免れない」と判断した。
ほかの判決は、元部長南本浩一被告(38)に懲役一年四月(求刑懲役二年、罰金七百万円)、同社には求刑通り罰金二億円。
判決によると、曽我部被告らは二〇〇二年四月から〇四年九月の間、山口県下関市や東京都内の食肉輸入会社名義でデンマーク産豚肉を輸入。計千三百七十八回にわたり、価格を水増しした虚偽の輸入申告書を税関に提出、差額関税を免れた。
事件では計六人が逮捕、起訴され、残りの四被告のうち三被告には既に有罪の判決が出ている。ほかに二人が略式命令を受けた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070202029011.html