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親が理不尽な要求 ０６年度、倍増の３９０件 名古屋市教委【中日新聞】
2007年6月25日 夕刊
名古屋市教育委員会は二十五日、学校に対して保護者から寄せられる理不尽な要求が、二〇〇五年度の約二百件から〇六年度は約三百九十件と、倍増していることを明らかにした。市教委は、指導主事を各小中学校に派遣するほか、保護者が暴力をほのめかすなど学校だけで対応できない場合は警察や弁護士とも連携しているという。
指導室によると、具体的には「（地域のイベントなどで）わが子を学校の代表にしてほしい」「担任と折り合いが悪いのでクラス替えを」などわが子かわいさの要求が目立つ。「自分を学校の外部講師にして」といった要求や、暴力をほのめかすケースも。一日に何度も電話をかけてくる例もあるという。
理不尽な要求の倍増について、市教委は「はっきりとした理由は分からないが、しつけも教育も学校で、と権利を主張する保護者が多くなっている点が原因ではないか」と分析。教員が一人で抱え込まないよう、理不尽なクレームも含め、保護者からの要求には、職員会議で議論するなど学校全体での対応を各学校に指導している。
二十五日の市議会本会議で坂野公寿さん（市会自民党）の質問に答えた。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007062502027091.html
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