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JR停電事故、禁止区間での停車が原因【日本経済新聞】
JR宇都宮線(東北線)で22日朝、架線が切れて停電が発生し、同線などが5時間以上運転を見合わせた事故は、本来は停車してはいけない「エアーセクション」と呼ばれる区間に誤って電車が停止したため、パンタグラフから発生した火花で架線が溶けたのが原因だったことが同日、JR東日本の調べでわかった。
事故の影響で同線や高崎線などで計162本が運休。駅間で立ち往生した計6本の電車に乗っていた約1万8000人が最大4時間以上閉じ込められるなど、午後1時過ぎまでに計約18万5000人に影響した。ダイヤはその後も乱れ、遅れは23日未明まで続いた。
エアーセクションは二つの変電所からの電圧差のある2本の架線が並行する区間。電車が高速で通過すれば支障はないが、10秒前後パンタグラフが接触すると500度以上の高温になり、銅製の架線が溶ける。(01:07)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070623AT1G2204722062007.html