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JA全農、対中コメ輸出を再開・計24トン【日本経済新聞】
全国農業協同組合連合会(JA全農)は22日、中国へのコメ輸出再開第1便を24日に横浜から出荷すると発表した。新潟県産コシヒカリと宮城県産ひとめぼれを12トンずつ合計24トン出荷する。価格は1キログラム1000円程度で、国内価格のおよそ2倍。現地のコメと比べると20倍になるという。JA全農は富裕層を中心に販売する考え。
中国へのコメ輸出は2003年に検疫上の理由から禁止されたが、今年4月に日中両国が輸出する前にコメの消毒をするなどを条件に再開することで合意していた。JA全農は「現地で好評なら積極的に輸出を拡大したい」としている。
日本は人口減や高齢化などで国内市場が縮んでいることから、政府は農業を振興するため農林水産物の輸出額を2013年までに1兆円に拡大することを目指している。今回の対中コメ輸出再開はその目玉の一つ。 (23:07)
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S2201S%2022062007&g=E3&d=20070622