★阿修羅♪ > 社会問題4 > 467.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
特殊装備品で癒着 陸自汚職 検討会で業者に便宜【東京新聞】
2007年6月22日 夕刊
陸上自衛隊の災害出動や海外派遣を支える後方支援装備の契約をめぐる不正に、捜査のメスが入った。警視庁捜査二課は二十二日朝、装備品の開発を担当した一等陸佐と、多くの装備品を納入している専門商社「伸誠商事」の役員を贈収賄容疑で逮捕した。同社が扱っていたのは特殊な装備品で、随意契約が長年続く中、担当者同士の癒着が深まっていったとみられる。同課は、防衛省など関係先を家宅捜索し、実態解明を進める。
調べでは、逮捕された陸上幕僚監部装備部の開発担当だった西真悟容疑者(44)が便宜を図ったのは、「野外炊具」に関する契約。この装備品は一九五九年に伸誠商事が開発し、四十年以上にわたり随意契約で納入していた。災害現場やイラク派遣でも活躍。同社の年間平均の総売上高約二十三億円の16%、金額で約四億円を占める主力品となっている。
同社は二〇〇〇年度に自動着火機能などを追加した新型を投入。〇一−〇六年度にかけて毎年二十六−五十七台を納めた。しかし、〇二年夏ごろから不着火や燃料漏れ、火力不足などの不具合情報が各駐屯地から寄せられ、新型の三分の一で不具合が発見される危機的状況に陥った。
伸誠商事は〇四年度から改良に着手。贈賄容疑で逮捕された常務の松井智則容疑者(44)は、改良に防衛省側の予算が付くことを希望し、西容疑者に「本当に炊具の改善はあるのか」「参考品発注をするのか」などと質問したという。
改良品の性能実験をするためのサンプルを契約する一般競争入札には、長期間の納入実績がある伸誠商事だけが参加し、落札。昨年三月、同部と伸誠商事が参加した検討会には西容疑者も出席し松井容疑者からの依頼を受けて同社を後押しする発言をしたほか、同容疑者に助言。伸誠商事の回答が悪ければ納入業者が差し替えられかねない状況を回避したという。
松井容疑者は逮捕前、本紙の取材に「商品のことは答えられない」とだけ話した。
補給担当のアイデアマン
逮捕された西真悟容疑者は熊本県出身。熊本市の進学校を卒業して防衛大学校に入り、幹部候補生として一九八五年三月、陸上自衛隊に入隊した。専門職種は部隊に装備品や食糧を補給する需品科。
陸上幕僚監部広報室、北海道旭川市の第二後方支援連隊補給隊長などを経て、〇四年三月から二年間、陸幕開発課に所属し、装備品の開発に当たった。
昨年七月、一佐に昇進、一選抜と呼ばれる陸幕長を輩出するトップグループではなかったが、三選抜と呼ばれるまずまずの出世コース。翌月、指揮官資格を得るため幹部学校の高級幹部課程に入り、現在に至っている。野外戦闘に伴い必要になる生活用品を開発する技術家で、屋外でも使える野外洗濯機を考案したアイデアマンでもある。元同僚らは「頭は切れるが、脇が甘いところがあった」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007062202026282.html
【関連リンク】
陸自一佐収賄で逮捕 商社から数十万円【中日新聞】
http://www.asyura2.com/07/nihon25/msg/733.html
投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 6 月 22 日 22:13:31: sypgvaaYz82Hc
陸自一佐を逮捕 装備契約で贈収賄容疑 納入商社の常務も【東京新聞】
http://www.asyura2.com/07/nihon25/msg/734.html
投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 6 月 22 日 22:27:15: sypgvaaYz82Hc