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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070620ic05.htm
富山県氷見市の男性(40)が婦女暴行・同未遂容疑で県警に誤認逮捕されて服役した冤罪(えんざい)事件の再審初公判(20日、富山地裁高岡支部)。弁護側が取調官の証人尋問を申請すると、検察は間髪を入れず、「必要ありません」と声を上げた。
裁判官3人が別室で約2分間協議した後、藤田敏裁判長は「却下します」と述べた。被告席の男性はその瞬間、驚いた表情を見せた。
男性は裁判直前、「取調官に『なぜ自分が容疑者にされたのか』を聞かないで終わらせるわけにはいかない」と語っていた。初公判はわずか35分ほどで終わり、男性は弁護人を通じて「裁判に対して絶望した」とのコメントを出した。
富山県警が誤認逮捕を発表したのは今年1月。男性は4月、自宅から取調官の携帯電話に連絡を入れた。取調官は「悪かった」と謝ったが、男性が自分が逮捕された経緯を聞こうとすると一方的に切られた。
男性が、県警が作成した犯人の似顔絵2枚を見たのは今月18日になってから。鉢巻きや口をマスクで覆っており、男性は「顔の一部しかわからないし、全く似ていない」と憤る。
当時、母の遺影を前に、取調官に「本当にやっていないと言えるのか。母が泣いているぞ」と言われた。男性は「何年たってもあの時のことは忘れられない」と話している。