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愛知県警情報 中国人男 漏えい介在【東京新聞】
2007年6月10日 朝刊
愛知県警の情報漏えい事件で、組織犯罪対策課から流出したフィリピンパブ家宅捜索に関する捜査資料は、地方公務員法違反で逮捕された県警OB木村有志容疑者(51)から中国籍の男に渡り、内容がパブ側に伝えられていたことが分かった。男は「木村容疑者からもらった」とも供述しており、資料を木村容疑者から買い取ったとみられる。
県警の調べでは、この男は名古屋市内に住む日本生まれの中国人。風俗店で働くフィリピン人ら外国従業員のあっせん業務などを手がけており、不法就労などの摘発を逃れるために捜査情報を集めていた。
こうした情報は名古屋・栄地区の複数の風俗店関係者に出回っており、情報を木村容疑者らから買い取り、摘発されそうな店側に売っていたとみられる。
県警は、情報漏えい事件着手前に、この男を別の事件の恐喝容疑で、情報を伝えたフィリピンパブのフィリピン人店長を入管難民法(不法滞在)容疑でそれぞれ逮捕、木村容疑者らとの関係を調べてきた。
その結果、中国籍の男はパブ捜索の県警資料を木村容疑者から得た上で情報をフィリピンパブ店長に流したという趣旨を供述、店長も情報の内容をこの男から得たと話し、木村容疑者逮捕の有力な決め手となった。
流出した捜査資料は、地公法違反で逮捕された組対課巡査長の栗本敏和容疑者(31)から木村容疑者、さらに中国籍の男に流れたことになる。
中国籍の男は木村容疑者に情報提供料を払ったとみられる。県警は、フィリピンパブ側からは金をもらっていた可能性もあるとみて、九日に実施したパブ経営者宅の家宅捜索で押収した預金通帳などを分析、金の流れを解明する。また、資料がなぜ、別の風営法違反事件で逮捕された男性宅から見つかったか、調べを進めている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007061002023110.html