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コムスン、グループ外に一括売却 全従業員も移籍【中日新聞】
2007年6月9日 夕刊
訪問介護最大手コムスンが厚生労働省から事業所指定の打ち切り処分を受けた問題で、親会社のグッドウィル・グループの折口雅博会長は九日、コムスンの売却についてグループ外の同業他社へ一括譲渡し、約二万四千人の従業員全員もそのまま移す案を最優先に検討していることを明らかにした。
一括売却の理由について折口会長は「セーフティーネットの維持が重要」と述べ、利用者へのサービス継続を強調。全国の事業所網を維持したまま売却することが望ましいとの考えも示した。
具体的な売却先については「まったく白紙の状態」とする一方、既に企業買収の仲介業者など五、六社から打診があることを明らかにした。
製造業と違い、大掛かりな設備の移管などの難しさはないが、大量の従業員をスムーズに受け入れられる譲渡先がすぐに見つかるかどうかは不透明だ。
コムスンは七日、グループ内別会社の日本シルバーサービスとの間で全事業を譲渡するとの基本合意書を締結。しかし、看板の掛け替えにすぎないとする厚労省は同日譲渡の凍結を指導した。
これを受け、折口会長が八日の記者会見で「日本シルバーへの譲渡凍結」を明らかにした。厚労省はグループ外の企業への譲渡は容認する方向で、同省の阿曽沼慎司老健局長は「一歩前進」との見解を示していた。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007060902022976.html