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「車両震え、浮いた」 尼崎脱線事故で車掌が手記【東京新聞】
2007年6月9日 00時10分
2005年4月に起きた尼崎JR脱線事故の列車に乗務していた松下正俊車掌(44)が8日までに、事故当時の状況や事故後に自分が取った行動などを克明に記録した手記をまとめた。
「車両が一瞬ブルブルと震え、一瞬浮いてつんのめるような感じで急停車した」と当時を振り返り、「むごい光景でパニックになり、指令からの問い掛けに意味不明な応答をした」と衝撃の大きさを記している。
JR西日本は松下車掌から手記の提出を受けて8日、遺族への配布を始めた。遺族らはこれまで同社に対し、松下車掌から直接説明を聞きたいと求めていた。
「事故列車に乗務して」と題する手記は手書きで、「あまりに急制動のため、しゃがみ込んで体をかばった」「立っているお客さまが引きずられる形で前方に倒れ、『キャー』という悲鳴のような声が聞こえた」と記している。
線路伝いに前方へ向かったが、車両が大破してマンションにへばりついた壮絶な光景を目の当たりにして激しく動揺。何をすべきか分からず「ひたすら担架で運ばれるお客さまに頭を下げていた」としている。
最後は、事故後に連日続いた警察や会社の事情聴取で疲れ「この状況がいつまで続くのか不安に感じた」と結んでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007060801000790.html