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アパガーデンズ高崎駅前 耐震強度不足が判明【東京新聞】
2007年6月7日
高崎市は六日、富山市の設計会社「田村水落設計」が構造計算したアパグループの分譲マンション「アパガーデンズ高崎駅前」(高崎市八島町)の耐震強度が不足していると発表した。建築基準法で必要な基準の96%だった。水落光男・元一級建築士は「強度を偽装したり、不足させた覚えはない」と否定し、同市は「偽装ではなく、構造計算のミス」とみている。市は同グループに補強工事で対応させる方針で、同日、マンション住民を対象とした説明会を開いた。 (菅原洋)
同市によると、建築確認申請時には、外壁などの耐震壁に鉄筋を切る溝を入れた部分の強度不足と、柱や梁(はり)の断面や鉄筋の強度不足がそれぞれ八カ所確認された。一次設計の段階では壁四カ所、柱七本、梁九十五本に強度不足があった。これに対し、水落氏は「構造計算を照会した資料が高崎市から送られてきたが、疑惑に答えて返送した後はやり取りはなく心外」と説明した。
アパガーデンズは地下一階、地上十四階建て。温泉付きで約百戸を分譲し昨年二月に完成した。
国土交通省によると、同設計が関与したマンションで強度不足が分かったのは、工事中も含めて全国で七件目。一方、同省が二〇〇一−〇五年に建築確認された全国の中高層マンションを対象に行った抽出調査では、調査が終了した約二百八十件のうち、一割程度で強度不足が発覚している。
アパガーデンズに入居する三十代の男性は「市の説明は遅く『もし地震があったら』とつらい毎日だ。偽装問題を扱った本を何冊も読んだ」。四十代の男性は「一生の買い物なのに、資産価値が下がるのが怖い」とそれぞれ不安を募らせていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20070607/CK2007060702022298.html