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□海の家:暴力団追放を 騒音対策で夜間営業短縮−−藤沢・片瀬海岸 /神奈川 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070606-00000040-mailo-l14
海の家:暴力団追放を 騒音対策で夜間営業短縮−−藤沢・片瀬海岸 /神奈川
6月6日11時2分配信 毎日新聞
海の家の準備が始まった藤沢市片瀬海岸で、深夜の騒音と暴力団を追放する取り組みが本格化している。海の家の夜間営業を取り締まる法律はないため、業者団体は営業終了時間を今年から1時間早めて午後9時までにするなど“自主規制”に踏み切り、警察などがバックアップする。
片瀬海岸の海の家は、砂浜(国有地)を管理する県が東浜と西浜の二つの海水浴場組合に営業できる場所の「占用許可」を出し、さらに両組合が申請を認めた業者が出店している。
両組合は昨夏、初めて夜間営業を「午後10時まで」とするルールを作った。しかし、特に東浜で「海水浴客以外を対象に翌朝未明まで営業する店もあった」(関係者)。集まる車の騒音苦情などにより、通常1日30〜40件程度の藤沢署管内の110番が100件に達する日もあった。
東浜の海の家は元々、地元旅館や料亭が経営することが多かったが、関係者によると「営業の権利を身元確認して貸しても、実際は暴力団関係者だった」例があるという。藤沢署も一部の店に暴力団関係者が関与していることを把握している。
そこで組合側は、同署や藤沢市などとの対策会議で営業時間短縮と暴力団追放の自主規制を確認。さらに東浜の役員会は、昨年ルールを守らなかった業者に営業自粛を求めた。
海の家は風俗営業に当たらず、夜間の営業そのものを取り締まれない。海岸法に基づき設置許可を出す県も、個別の店の営業を規制する権限はない。そのため、同署は「自主規制が悪質な店に注意する根拠になる」として、今夏も機動隊に出動要請するなどして徹底をはかる方針。地域のグループなども深夜の見回りなどに取り組む。
6月6日朝刊
最終更新:6月6日11時2分