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平岩外四氏が死去 元経団連会長、元東電会長【東京新聞】
元経団連(現日本経団連)会長、元東京電力会長の平岩外四(ひらいわ・がいし)氏が22日午前10時56分、心不全のため東京都内の病院で死去した。92歳だった。愛知県出身。自宅住所は非公表。故人の遺志により密葬の予定で、葬儀・告別式の日時、場所などは公表していない。後日、お別れの会を開くが、日時、場所、喪主は未定。
東京帝大法学部卒。1939年に東京電力の前身の東京電灯に入社、総務畑を歩き76年に社長、84年に会長に就任した後、相談役を経て2002年に顧問に就いた。
1990年から94年まで第7代経団連会長を務めた。在任中の93年には経団連による自民党への企業献金のあっせん廃止を決定。「癒着」と批判された政・財界の関係の見直しに尽力し、経団連の在り方を大きく変ぼうさせた。
企業の環境面での行動指針となる地球環境憲章の制定も91年に実施。経団連は従来は環境問題には及び腰だったが、平岩氏は企業が積極的に環境問題に取り組むべきだとの持論を展開し、時代の変化を見据えて経済界をリードした。
また日本の貿易黒字に対して海外からの批判が高まった時期に、海外の企業や市場との共存を提唱。「共生」のキーワードを通じて各方面に訴えた。
細川内閣の下では経済改革研究会の座長に就任。通称「平岩研究会」と呼ばれ、規制緩和と内需拡大などの目標を掲げた「平岩リポート」をまとめた。外国為替等審議会会長や経済審議会会長、運輸政策審議会会長、国会等移転審議会会長など多くの公職を歴任。2000年から06年まで宮内庁参与を務め、皇室の重要事項について天皇、皇后両陛下に助言した。
1994年に勲一等旭日大綬章、2006年には桐花大綬章をそれぞれ受章した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007052290194255.html