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国が発注した九頭竜川下流域の農業用水パイプライン事業の工事入札で、談合が行われた疑いがあるとして、県警は二十日、競売入札妨害の容疑で越前市や福井市などの建設会社事務所など数カ所を一斉に家宅捜索した。県警は、押収資料などから落札業者の選定方法や、予定価格をどのようにして把握したのかなど、談合の実態について解明を進めるものとみられる。
捜索を受けたのは、越前市の木原建設、福井市の石黒建設、同市の道端組など。
問題の工事は、農水省北陸農政局(金沢市)が発注したパイプライン事業の一部。三つの工事について二〇〇四年十月に公募型指名競争入札が行われ、いずれも県内外の十数社が参加。それぞれ一億九千五百万円、一億四千八百万円、一億三千二百万円で県内業者が落札した。予定価格に対する落札率は、いずれも約97%だった。
調べでは、この工事入札に参加した業者らは、談合によって落札者を決めたり、落札価格を不当に調整した疑いが持たれている。
この事業は、宅地化に伴う水質悪化、塩水そ上に悩まされている福井・坂井平野の農地約一万二千ヘクタールを対象に、用水路をパイプライン化して九頭竜川の鳴鹿大堰(ぜき)から取水、農業用水を安定供給する目的。当初、総事業費約四百八十九億円、パイプライン延長約四九・四キロの計画だったが、同農政局は今年九月までに、施設計画や工法の見直しを理由に、事業費を約千百三十三億円に増額、延長も約五四・八キロとする見通しを明らかにしている。