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日本都市計画学会
「超音波を悪用した都市環境を破壊する組織犯罪」
http://www.jstage.jst.go.jp/article/cpijreports/3-4/0/120/_pdf/-char/ja/
1.背景
近年、超音波を悪用した都市型組織犯罪現象を認識し得る。超音波の悪用とは、超音波発信機を、放送機器または無線機(以下超音波発信機とする)として悪用したものである。犯罪現象の内容は、特定の個人を対象に24時間監視下において、次のような犯罪行為を数人の加害者が組織的に行うものである。第一に、特定・不特定個人のプライベートに関する情報を、24時間、監視下において加害者数人で情報収集を行い、第二に、特定・不特定個人のプライベートに関する情報をかすかな音声として加害者数人が役割分担を行って放送し、第三に、超音波を体の各部位にスポット照射し、暴行、有形力行使に似た示威行為を組織的に行う等である。
この犯罪現象の主たる特徴は、特定人のプライベート情報を、少なくとも半径数十Km以内の不特定多数の市民に聞かせることである。このことで、当該犯罪の脅威を、被害者及び不特定多数の市民にアピールする、極めて悪質な都市型組織犯罪である。この犯罪は、音声情報を超音波という録音しにくい媒体によって伝播させるため、証拠が残りにくく、警察で取り扱ってもらいにくい犯罪である(警察も行っていると報告する被害者もいる)。犯罪が行われると、半径数十Kmに居住する市民は、不快な空気の振動である超音波を体感し、かつ、この超音波をを媒体とする犯罪者の不快な放送を、音声情報として聞かされることになる。超音波は固体・液体・気体、全て透過する。このため、超音波を利用するこの犯罪では、コンクリート造の建物の内外で、この不快な音声と振動を認識させられる。近年事務所や住宅で流行っている開放的な大開口部や建築計画は、この犯罪に狙われると、超音波が透過しやすく、執務環境・住環境の破壊につながる。この犯罪は執務・居住環境、さらに都市環境を著しく破壊する都市型組織犯罪である。