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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000068-san-pol
1月9日8時2分配信 産経新聞
今年7月に北海道洞爺湖で開かれる主要国首脳会議(洞爺湖サミット)でテロなどの警戒・警備にあたる防衛省・自衛隊が、空中警戒管制機(AWACS)配備のほか、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)や迎撃戦闘機の緊急発進(スクランブル)態勢強化など平成12年の九州・沖縄サミットを上回る態勢をとることを検討していることが8日、分かった。
主要各国の首脳が一堂に集まるサミットで開催国は警察を中心に最高度の警備態勢を取るが、2001年の9・11米中枢同時テロ以降は、海外ではサミット会場周辺の対空ミサイル配備など軍も動員、テロ対策も重視されるようになっている。
防衛省ではサミット開催国の警戒・警備態勢の情報を収集すると同時に、陸海空自衛隊を統合運用する統合幕僚監部内に「サミット班」を立ち上げ、「あらゆる可能性に即応、対処できる態勢の検討に着手している」(防衛省幹部)という。
陸上自衛隊は、九州・沖縄サミットと同様に各国首脳のヘリコプター空輸や出迎え行事への特別儀仗(ぎじょう)隊の支援を予定。サリン事件を教訓に九州・沖縄サミットでも派遣された化学防護隊について、今回は北海道・東千歳駐屯地の化学防護隊を待機させ、必要に応じてサミット会場に近い陸自幌別駐屯地(登別市)までの派遣も検討している。
洞爺湖サミットにはロシアや中国首脳も参加するため、「弾道ミサイル攻撃の可能性は極めて低い」としながらも、「空からの警戒に最重点を置く」(防衛省幹部)として、入間基地(埼玉県)や習志野駐屯地(千葉県)に配備された空自のPAC3を海上自衛隊の輸送艦で北海道に移送、洞爺湖周辺の駐屯地などに展開する方向も模索している。しかし、省内には「弾道ミサイル脅威が低い以上、千歳基地のPAC2で対応可能」との慎重論も強く、今後の外務省や警察庁、官邸との調整次第となりそうだ。
また、九州・沖縄サミットや平成14年のサッカーワールドカップと同様にAWACSを配備。24時間態勢で空中警戒を実施するほか、不審機やハイジャック機対処として、空自の千歳、三沢基地で24時間待機しているスクランブル機の機数や隊員数も増強する方針という。
海自も九州・沖縄サミットと同様に周辺海域の警戒を予定。洞爺湖に近い内浦湾にミサイル艇やヘリ搭載護衛艦、日本海や太平洋にイージス艦を派遣する案も浮上しているという。
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