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<日銀総裁>後任人事 民主党次第で調整難航の可能性も
1月6日21時25分配信 毎日新聞
福井俊彦日銀総裁の任期が切れる3月19日まで2カ月余りとなった。後任人事を巡っては、福井総裁を支え、政官界にも顔が利く武藤敏郎日銀副総裁(元財務省事務次官)の昇格が有力視されている。しかし、日銀総裁は衆参両院の同意を得て内閣が任命する国会同意人事で、参院第1党の野党・民主党の意向は無視できない。民主党内には「官僚OBは好ましくない」との声もあり、調整は難航する可能性もある。【坂井隆之】
◆初の空席も
福井総裁の後任候補には、武藤氏のほか三木繁光・三菱東京UFJ銀行会長や氏家純一・野村ホールディングス会長、西室泰三・東京証券取引所グループ会長、伊藤隆敏・東大大学院教授らが取りざたされる。米景気後退の観測や原油価格の急騰など日本経済を取り巻く環境は厳しく、安定感のある武藤氏を起用したいのが政府・与党の本音と見られる。
ただ、参院で与野党勢力が逆転する「ねじれ国会」の下、仮に政府・与党が武藤氏の昇格を提案しても、民主党が同意せず野党多数の参院で否決されれば人事案は白紙となる。後継が決まらないまま福井氏の任期切れとなれば、「総裁空席」で日銀理事の1人が総裁職を代行する異常事態となる。
◆妥協点は…
焦点は、前回(03年)の日銀トップ人事で、官僚OBであることを理由に武藤氏の副総裁起用に反対した民主党の出方だ。若手議員には、元日銀審議委員の植田和男・東大大学院教授や山口泰(ゆたか)・前日銀副総裁を推す声があるほか、「官僚OBなら事務次官より国際金融に通じた財務官経験者の方が適任」との意見も漏れてくる。
ただ、小沢一郎代表は11月に「官庁出身というだけで100%ノーではない」とも発言し、柔軟姿勢を示唆している。「民主党も総裁空席は避けたいはず。副総裁の人選で配慮すれば(武藤氏起用で)妥協できる」(自民党幹部)との見方もあるが、民主党が今後どう動くかは予断を許さない。今後の政局次第では、政府・与党内の候補者選びにも影響が及ぶ可能性がある。
最終更新:1月6日21時25分
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