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ロシア革命をレーニンとともに成功させたトロツキーは、民主主義
=当時の言葉では、労働者民主主義=を守るための官僚主義との闘争
で弾圧され、ソ連内部のトロツキー派は、スターリン派により壊滅
させられた。
トロツキー自身も暗殺されたが、トロツキーの一族も、ほぼ皆殺しに
なった。ユダヤ系ロシア人であったトロツキーの子孫は、現在では、
イスラエルにただ一人だけ残っているらしい。ユダヤ教過激派だとか。
スターリンにより、一族皆殺しの目にあったので無理もないが。
トロツキーは、党内の様々な選挙が形骸化して実際には行われていな
いこと、官僚機構がのさばりだして、官僚機構を批判すると、批判へ
の反論をする前に、「党員証」を見せろなどと言うと批判し、労働者
民主主義の実現を求めて、具体的な施策を提言して、スターリン派を
排除しようとした。
党内の提言には、一般党員の党の政策決定への影響力を維持しする
ために、事実上の、上からの任命制ではなく、党内の各種の選挙を、
民主的に、実際に行うこと、とりわけ影響力が大きい党組織の責任者
「書記」を民主的に選出すること、党の全ての政策案を一般党員の
大衆審議にかけることなど。
党外の提言では、今の言葉で言えば、企業の経営幹部の「説明責任」
を、党員にはもちろんだが、非党員に対しても果たすこと、経営専門家
の任命や経営の監視、あるいは、経営そのものに労働組合の影響力を
強化すること、日本の各レベルの議会に相当するソビエトの代表選挙
では、非党員労働者も選出すること、あらゆる大衆的な、自発的、
自主的な団体の成長を促す事など。
このようなトロツキーの労働者民主主義の実現を目指す反スターリン
の党内闘争が成功していれば、ソ連の崩壊も避けられたかもしれない。
日本や欧米の民衆のソ連観も、もっと魅力的なモノとなった
かもしれない。
ローザ・ルクセンブルクも、早くからレーニン的な党組織を批判
していたが、トロツキーも、現代でも十分に有効な提言をしていた。
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