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「厚労省のインチキ調査発表(日刊ゲンダイ)
「サラリーマンの給料は4年連続で上昇」――。26日の朝刊各紙に掲載された厚労省発表の調査に、「ホンマかいな!?」と疑問を感じた人も多いのでは。
それによると、今年の民間企業の従業員1人当たりの賃上げ額は、昨年より37円増の平均4378円で、4年連続のアップ。賃金を上げた企業も5.3ポイント増の82.8%と、5年連続で増加したというのだ。
しかし、9月に公表された国税庁の調査では、サラリーマン給与は9年連続で減少していたはず。なぜこんなに違いが出るのか。厚労省に問い合わせたら、やっぱり“カラクリ”があった。
「この調査は従業員100人以上の企業2616社が対象で、回答のあった1543社から出した統計です。100人未満の企業はサンプル数が少ないため、例年、調査結果に合算していません」(賃金福祉統計課)
要するに、大企業ばかりから集めたデータなのだ。おまけに厚労省は、従業員の少ない中小企業(30人以上99人未満)も調査しているにもかかわらず、HP内の統計資料集の隅っこに「別掲」として小さく載せているだけ。こちらは前年比400円以上も減っているが、記者発表していないのだ。明大教授の高木勝氏(現代経済)が言う。
「国税庁は従業員1人の零細企業も含め、2万以上の企業からデータを収集しているが、厚労省は大企業を中心とした調査でサンプル数も少ない。公務員給与は民間の賃金に準拠して算出されるため、民間の給料が高い方が都合がいいと考える役所もあるのです。実際は使い捨ての非正社員は急増しているし、中小企業の倒産件数も増えている。経団連は08年春闘で賃上げを認めると言っていますが、その恩恵にあずかれるのは一部大企業の正社員だけ。それも期待したほどは上がらないでしょう。08年もサラリーマンの給料は10年連続でダウンすると考えられます」
インチキ統計にだまされてはダメなのだ。」
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